3回目を迎えた「長~く使える極上のPCケース」2013年度版。今回は安定した人気を誇るSliverStoneと、独特のデザインセンスで勝負するNZXTの製品をピックアップして紹介する。
第1回でも解説したが、今年の検証は動作時の熱を測定している。測定条件については第1回を参照してもらいたい。
テスト環境 | |
---|---|
CPU | Intel「Core i7-4770K」(3.5GHz) |
マザーボード | ASUSTeK「Z87 Pro」(Intel Z87) |
メモリー | PC3-12800 4GB×2 |
ビデオカード | ASUSTeK「HD7850-DC2OC-2GD5」(Radeon HD 7850) |
SSD | OCZ「Techlonogy Vertex4」(256GB) |
電源ユニット | Thermaltake「TPG-0750D」(750W、80PLUS GOLD) |
CPUクーラー | リテールクーラー |
OS | Windows 8.1 Professional(64ビット) |
マザーを逆さまに入れる
SilverStone
RAVEN 4
●URL:http://www.silverstonetek.com/raven/products/index.php?model=RV04&area=jp
●実売価格:1万8000円前後
SilverStoneといえば、ケース内部の気圧を外界より高くし、ホコリの侵入や冷却力アップを狙う“正圧設計”や、マザーのI/Oパネルを上にする“煙突構造”のケースなど、設計に関して独特の哲学を持っているメーカー。そのSilverStoneが放つゲーミングPC向けケースの最新モデルがこの「RAVEN 4」だ。
マザーは“倒立”、前面に3連ファン搭載も可能
さてSilverStoneといえば、前述した通りマザーを90度回転させ、I/Oパネルを上に持ってきた煙突構造のケースなどが有名だが、本製品はマザーをさらに90度回転させ、CPUがチップセットの下になる“倒立構造”になっている。ATX版の煙突構造のケースは前後寸が長いという欠点があったが、本製品は倒立にすることでスリムなボディを手に入れた。
設計的なポイントとしては、前面に2基搭載された180mmの“Penetrator Fan”と、その直後に配置されたシャドウベイ、そして前面を覆うプラスチック製カバーの3点だ。奥行きを短くするためにシャドウベイがマザーの一部を覆うように張り出しているが、倒立構造なのでビデオカードの領域には干渉しないというのがミソだ。
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