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「メンテナンスのしやすさとはこういうことだ!」とハッキリと感じる完成度

史上最強のゲーミングPC「ALIENWARE Aurora ALX」がWin8対応

2013年01月22日 11時00分更新

文● 芹澤正芳

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 高い性能を要求するゲーマーを満足させるスペック、長期間安心して使える冷却力とメンテナンス性、エイリアンをモチーフとした個性と実用性を兼ね備えるデザインとギミックで世界中にファンを持つデルのゲーミングPCブランド「ALIENWARE」。ノート型、省スペース型などさまざまなサイズをラインナップしているが、そのフラグシップに位置しているのがミドルタワー型のデスクトップ「ALIENWARE Aurora ALX」。2012年11月にマイクロソフトの最新OSである「Windows 8」搭載のモデルが発表された。今回は、その魅力について3回に分け紹介していく。

「ALIENWARE Aurora ALX Windows 8モデル」

 「ALIENWARE」は、2009年に日本へと上陸したゲーミングPCブランド。デスクトップだけではなく、18.4型の大型液晶を備えるハイエンドなノートPCや持ち運びもできる14型液晶を備えるモデルなど、ユーザーのニーズに合わせて幅広いラインナップをそろえ、それぞれ細かくスペック変更が可能なBTOが可能なこと、ゲームプレイをしっかりと考えた入力デバイスや周辺機器を用意、ゲーマー心をくすぐる多彩なギミックなどで、多くのハイエンドユーザーの支持を集めている。

 その頂点に立つ「ALIENWARE Aurora ALX」は、6コアのCPU「Core i7-39xx」シリーズを搭載できるのをはじめ、SLI(Scalable Link Interface)やCrossFireなど2枚のグラフィックボードを組み合わせた構成など、最高クラスの性能をBTOで選べるのはもちろん、「メンテナンスのしやすさとはこういうことだ!」とハッキリと感じされるきょう体の完成度が大きな魅力となっている。連載の1回目では、ヘビーユーザーもうなるメンテナンス性の高さを中心に解説していこう。

内部へのアクセスもHDD増設も感動するほど簡単

 まず、内部にアクセスだが、背面の丸いストッパーを外し、天面の一番背面部に近い羽根を持ち上げるだけでサイドパネルを外せる。ここで驚くのが、サイドパネルを外すと電源ケーブルを装着していない状態でも、内蔵されたバッテリーを利用して自動的に内部のLEDが点灯すること。パーツの増設にありがちな、内部が暗くてメモリスロットやHDDベイの位置がわかりにくいといったトラブルもなく、机の下など暗い場所に本体を設置していてもスムーズに作業できる。よくパーツを増設や交換するヘビーユーザーほどありがたさがわかるハズだ。

 ALIENWARE Aurora ALXはさらに、HDDの増設も非常に簡単だ。本体の側面下部に用意されたマウンタに挿し込むだけ。両側面は自動的に固定され、電源とシリアルATAのコネクタはマウンタ奥に用意されており、挿し込めば接続される。ユーザーはケーブルの接続といった作業がまったく不要なのだ。

ハイエンドパーツも確実に冷やす効率的なエアフロー

 マイクロATXサイズということもあり、内部を見るとパーツ類がギュッと凝縮されているように見えるが、パーツをCPU&メモリ、グラフィックボード、HDD&電源の3ブロックに分け、それぞれ前面からの空気を背面へと効率よく抜ける構造を採用と高い冷却性能を確保。CPUの冷却には水冷システムも標準採用されており、負荷のかかる長時間のゲームプレイや動画のエンコードといった作業も安心して行なえる。

内部アクセスが容易で、3ブロックに分かれたな構成が大きな特徴だ

背面の端子部分にもLEDと細かな配慮もうれしい

 このほか、背面にある太陽のようなマークのボタンを押すと、USBやサウンド入出力といった端子類を照らすLEDがしばらく点灯する。暗い場所に設置しても、ケーブル類の抜き挿しをしやすくするうれしい配慮だ。ちなみに、このLEDも本体内部のLEDと同様に電源ケーブルを抜いた状態でも動作する。

フロントパネルは開閉式、USBなどは天面に用意

 メンテナンス性以外の部分も見ていこう。フロントパネルは開閉式で、光学ドライブを使わないときは完全に閉じて、デザインに統一性を持たせられる。これは、前面から騒音がもれるのを防ぐのにも役立っていそうだ。また、天面の一番フロントパネル側にある羽根はカバーとなっており、開くとサウンド入出力、USB2.0×2、USB3.0×1が利用できる。机の下など本体を置いた場合、ゲームパッドやUSBメモリなどを接続しやすいのが便利だ。

開閉式のフロントパネルを採用

天面の羽根を押すとコネクタ類が出てくる

 今回はALIENWARE Aurora ALXのメンテナンス性を中心に紹介した。次回は真骨頂といえるスペックとベンチマークを使った実際の性能に迫りたいと思う。



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