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「NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MH」レビュー

マウス製MHF-G推奨PCのエントリーモデルの実力を試す

文●林 佑樹

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筆者の装備は5年前のままでした

 編集氏に「貴様はいろんなオンラインゲームの廃人。当然、国内有数のMHF-Gもやっているのだろうから、このレビューを任せる」と、MHF-G推奨PCのエントリーモデル「NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MH」が届いた。価格は5万9850円の構成だった。詳しい構成などについては、後述する。

 確かにMHFのアカウントはあり、当時はがっつりプレイしていたのだが……それは5年前のお話だ。とりあえず、アカウントを思い出し「ダレットからCOGにサービス名変わったんだー」と、ログイン。当時のままの筆者のハンター(ゲーム内のキャラクター)が残っていたのだった。HR222で止まっていたので、G級はまだ遠い。

こんな装備の状態で5年過ぎていたわけだが。別のサーバーにもハンターがあり、そちらはHR123だった。ガンランス大好きなのだが、さすがにブランクがありすぎだったので、野良パーティーに突撃は控えた

 NEXTGEAR-MICRO im520BA11-MHで、MHF-Gはどれだけ動くのか。さっそくだが、最高設定かつフルスクリーン(解像度1920×1200)の状態でチェックだ。スキルシミュレーターなどの関係でウィンドウモードのプレーヤーが多そうだが、解像度1920×1200ドットで問題なければ、ウィンドウモード(1280×720ドット)といった設定だとさらに快適になる。また地デジパネルに表示している場合も、1920×1080ドットが最大なので、上記のチェックでOKといえる。

 グラフィックの表示性能確認は、メゼポルタ広場で行なえる。ハンターが多く集まる広場では、ハンターの描写が多く、とくにメゼポルタ広場に入った直後の挙動で、およそクエスト時の描写の安定性がわかる。ここでしばらくカクついたり、データ読み込みで妙に動きが遅くなったりといった場合は、論外という具合だ。

 というわけで、まずはメゼポルタ広場。ハンターがいなくても、NPCが多いため、けっこう読み込み性能と描画性能を要求されるのだが、ハンターが15人ほどいる状態では、スタート地点から坂を登ったあたりで、ちょっと読み込みでカクついた。フレームレートは、40~50fpsを維持といったところで、エントリーモデルとしては十分すぎる結果になった。読み込みのカクツキが気になる場合は、ストレージをSSDに変更するのが確実だ。筆者メインPC側で何人いるだろうな広場で問題なかったことを確認している。シーケンシャルRead 1GB/sほどの環境だが、200MB/sほどあれば問題ない印象だ。

画面の位置に差さしかかる手前くらいで、一気にハンターやNPCデータが読み込まれるため、チェックにオススメ

エントリーモデルに搭載されているHDD 500GBのCrystalDiskMark 3.0.2f結果

なんだかかわいいツインテールNPCさんが増えていますな!

 次に密林でのチェック。総じてというか、多くのオンラインゲームタイトルの負荷チェックにオススメなのは、最初に訪れるフィールドだ。そのゲームの顔になる部分だけあり、あちこち気合いが入っている点がとくに大きい。MHF-Gの場合は密林がそれに該当し、スタート直後の背景の瀑布が多いところが、ちょうどチェックになる。また木々が茂る部分で画面を回転させまくるのも、描画チェックに向いているのだ。ここでは描写遅れによるもたつきもなく、フレームレートが35fpsにまで落ち込んだが、価格とスペックからすると上々の結果だ。

スタート直後、速攻ダッシュで駆け抜ける部分ではあるが、背景の瀑布が意外と重い

木々が多い場所で視点を回転させて続けるのもチェックにいい

MHFベンチマーク【大討伐】の結果。解像度1920×1200ドットのもの。プレイに問題のないスコアだ

こちらはウィンドウモードで解像度1280×720ドットのもの。ブラウザーであれこれ調べつつといったプレイも問題ない

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果。ストレージが足を引っ張っているだけで、残るスコアは総じて良好



マウスコンピューター/G-Tune

(次ページ、「構成をカスタマイズして選ぶならどこを増やすか?」に続く)


 

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