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大和研究所から北京に渡った開発者が語る:

エビ反るウルトラブック「Yoga」のちょっと深い話(前編)

2012年12月30日 09時00分更新

文● 小林 久

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 “タッチ操作”と“ノートブックの使い勝手”を両立する。

 Windows 8時代のパソコンで必須となった条件に、各社が頭を捻っている状況だ。市場ではこうした要望に応えるべく、ハイブリッド型タブレットと呼ばれる製品が続々と登場。変形機構も“百花繚乱”で互いに完成度を競っている。

IdeaPad Yoga 13。写真のクレメンタインオレンジとシックなグラファイトグレーの2色が選べる

 レノボが10月に発表した「IdeaPad Yoga 13」関連記事)もそんな製品のひとつ。一見するとごく一般的な薄型ノート(ウルトラブック)だが、二軸ヒンジを活用した独特の変形機構を持つ製品だ。クラムシェルを開き、そのまま液晶ディスプレーをぐるりと後方に回転させることで、ノートとピュアタブレットのいいとこ取りができる。

Notebookスタイル!Tentスタイル!
Standスタイル!Tabletスタイル!

 同社は利用シーンに合わせて「Notebook」「Tent」「Stand」「Tablet」の4つのスタイルを提案しているが、キーボード主体でクリエイティブに使う、動画やビデオ会議用にビューイング中心で使う、Modern UIをタッチで気軽に使うなど、高い応用力を持つ製品でもある。

 そしてYogaには、もうひとつレノボの2つの開発拠点の協業によってできたという側面がある。IdeaPadシリーズを手がける北京の開発拠点に、日本からThinkPadシリーズの開発経験を持つ技術者の一部が合流し、品質と使い勝手の改善に励んだ。

 エビ反りのように回転する筐体機構はともすると“一発芸”や“単純なアイデアの勝利”と見られがちだが、その実現には確固たる技術の裏付けが必要だった。それではYogaの開発の過程には、どんな苦労があったのか? ThinkPadの開発を経験し、北京でYogaに関わった開発者の取材で得た情報を元に、少しだけディープに掘り下げてみよう。

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