レノボ・ジャパンは18日、独特な変形機能を持つ「IdeaPad Yoga 13」など、個人向けパソコンの新製品発表会を開催した。いずれもWindows 8を搭載。同社代表取締役社長の渡辺朱美氏のほか、日本マイクロソフトの代表執行役社長の樋口泰行氏も出席した。
全世界で話題の「Yoga」がついに国内で正式発表
IdeaPad Yoga 13は、今年1月に米国で開催されたCES 2012で参考出品され、話題を集めた製品。2軸ヒンジを採用し、Notebook、Tablet、Tent、Standなど、様々なスタイルで製品を活用できる。
また液晶ディスプレーには1600×900ドットのIPSパネルを採用しており、高視野角を実現。対面で角度のある状態で画面を見せたり、液晶部分を立てた状態で上から覗き込んだりといった状況でも画面に表示されている内容を的確に把握できる。
タッチパネルは最大10ポイントに対応。フラットで薄型の筺体であるため、カバンなどにも収納しやすい。同社のUltrabookと同様に、閉じた状態でハードカバーの書籍のように内側が少しえぐれた形状となっている。
カラーはグラファイトグレーのほか、クレメンタインオレンジも用意。パームレストは皮シボ風の質感を出すなどデザイン面での個性が光る1台になっている。
IdeaPad Yoga
主なスペック | ||
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製品名 | IdeaPad Yoga 13 | |
CPU | Core i7-3517U(1.9GHz) | Core i5-3317U(1.7GHz) |
メモリー | 8GB | 4GB |
SSD | 128GB | |
ディスプレー | 13.3型(1600×900ドット) | |
本体サイズ | 幅333.4×奥行き224×高さ16.9mm | |
重量 | 約1.5kg | |
駆動時間 | 約7.4時間 | 約7.5時間 |
カラー | シルバーグレー/クレメンタインオレンジ | |
OS | Windows 8(64bit) | |
実売価格 | 13万円前後 | 12万円前後 |
最新Atom「Clover Trail」採用の分離型タブレット
Windows 8のタッチを生かすという点では、分離型ディスプレーを採用した「IdeaPad K3011」も注目したい製品だ。こちらはYoga 13よりも一回り小さい11.6型のパソコンで、IPSパネルを採用。解像度は1366×786ドットとなる。最大5ポイントのタッチパネルとなっている。
液晶部分はプラスチック製のガイドにセットする形でキーボードに装着する。ボタンも設けられており、簡単に着脱が可能だ。CPUはデュアルコアの新型Atomで、タブレット利用時には約667gと軽量。キーボードを装着した状態でも1.35kgと携帯できるサイズに収まっている。
バッテリーはキーボード側、液晶ディスプレー側の両方に搭載しており、タブレットとして活用する場合には約8時間、キーボードを装着した状態では約16時間と長時間の駆動が可能。
レノボは海外市場向けにRT版のOSを搭載した、Yoga 11を投入するとアナウンスしているが、国内では展開せず、11型モデルはこのK3011のみになるという。
主なスペック(暫定) | |
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製品名 | IdeaTab K3011W |
CPU | Atom Z2276-1.8GHz |
メモリー | 2GB |
SSD | 32GB/64GB(eMMC) |
ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット) |
本体サイズ | 幅300.9×奥行き188×高さ9.45mm(タブレット部) |
重量 | 約667g(タブレット部)、約683g(キーボード部) |
駆動時間 | 8時間+8時間 |
OS | Windows 8(32bit) |
実売価格 | 7万円前後 |
それ以外の個人向け製品も続々とWindows 8化
これ以外にも15.6インチと大画面でありながら、薄型のUltrabookとなる「IdeaPad U510」、標準電圧版Core iシリーズを搭載しつつ薄さ約25.4mm、重量約2.2kgと携帯性にも配慮した「IdeaPad Z500」、グラファイトグレー、チェリーレッド、コーラルブルーのカラフルな本体色が選べる「IdeaPad Z480」など3モデルのノートパソコンを発表。
IdeaPad U510
主なスペック | ||||
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製品名 | IdeaPad U510 | |||
CPU | Core i7-3517U(1.9GHz) | Core i5-3317U(1.7GHz) | Core i3-3217U(1.8GHz) | |
メモリー | 8GB | 4GB | ||
HDD+SSD | 1TB+24GB | 500GB+24GB | ||
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット) | |||
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |||
本体サイズ | 幅382×奥行き250×高さ21mm | |||
重量 | 約2.2kg | |||
駆動時間 | 約6時間 | 約6.1時間 | ||
OS | Windows 8(64bit) | |||
Office | ── | ── | Office Personal 2010 | ── |
実売価格 | 9万円前後 | 7万7000円前後 | 9万7000円前後 | 7万円前後 |
IdeaPad Z500
主なスペック | |
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製品名 | IdeaPad Z500 |
CPU | Core i5-3210M(2.5GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
HDD | 500GB |
ディスプレー | 15.6型(1366×768ドット) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
本体サイズ | 幅375×奥行き263×高さ25.4mm |
重量 | 約2.2kg |
駆動時間 | 約6.8時間 |
カラー | ダークチョコレート/エナメルホワイト |
OS | Windows 8(64bit) |
Office | ── |
実売価格 | 6万5000円前後 |
IdeaPad Z480
主なスペック | |
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製品名 | IdeaPad Z480 |
CPU | Core i5-3210M(2.5GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
HDD | 500GB |
ディスプレー | 14型(1366×768ドット) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
本体サイズ | 幅341×奥行き232×高さ20~33.5mm (グラファイトグレーモデルのみ32.4mm) |
重量 | 約2.3kg |
駆動時間 | 約4.7時間 |
カラー | グラファイトグレー、コーラルブルー、チェリーレッド |
OS | Windows 8 (64bit) |
実売価格 | 6万3000円前後 |
デスクトップでも、タッチパネル搭載で従来機種より一回り小柄な23型液晶を搭載した一体型パソコン「IdeaPad A520」、AMD製CPUを搭載し、省スペースで静穏性にも優れた「Lenovo H505s」、AMD製CPUを搭載した液晶一体型パソコンのエントリーモデル「Lenovo C345」など3種類のデスクトップを投入している。
IdeaPad A520
Lenovo H505s
主なスペック | |
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製品名 | Lenovo H505s |
CPU | AMD E-450(1.65GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
HDD | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
本体サイズ | 幅105×奥行き385×高さ305mm |
重量 | 5kg |
カラー | ブラック |
OS | Windows 8(64bit) |
実売価格 | 3万5000円前後 |
Lenovo C345
主なスペック | |
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製品名 | Lenovo C345 |
CPU | AMD E1-1200APU(1.4GHz) |
メモリー | 4GB(最大8GB) |
HDD | 500GB |
ディスプレー | 20型(解像度1600×900ドット) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ |
本体サイズ | 幅499×奥行き196×高さ397mm |
重量 | 4.89kg |
カラー | ブラック/ホワイト |
OS | Windows 8(64bit) |
実売価格 | 5万円前後 |