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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第22回

冬の個性派LTEスマホでスピード対決を実施!

2012年12月17日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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テンキー&フリックは強い!
キーの拡大表示も効果アリ

 続いて文字入力テスト。いつものように「お世話になっております。ライターの小林です。明日の13時にASCII.jpの件、よろしくお願いいたします。」をGmailの新規作成画面に入力し、その時間をチェック。片手操作の入力はテンキー&フリック入力。今回はさらに多くのスタイルを含めて試してみた。

  Ascend GALAXY Note II VEGA
入力
プログラム
FSKAREN 2.1 iWnn IME for Samsung iWnn IME 2.2.4
入力方法 テンキー フルキー 片手テンキー 両手フルキー(縦) 両手フルキー(横) Sペン テンキー キー拡大
最速タイム 1分16秒9 1分28秒8 1分1秒8 1分8秒3 1分10秒1 1分39秒5 1分10秒9 1分5秒4
平均タイム 1分24秒3 1分37秒9 1分21秒9 1分20秒5 1分15秒2 1分53秒7 1分23秒1 1分6秒6

 結果、最速は1分1秒8のGALAXY Note II。先ほどのスクロールテストで「片手操作はダメ」と結論付けたのに、まさかの勝利。文字入力ではフリック入力が有利なようだ。

Ascend

GALAXY Note II

VEGA

 各機種フルキーボードや、テンキーのカスタマイズを試してみたので、詳細を述べていこう。

 まずAscendはキーボード自体は大変押しやすく、平均タイムとの差が小さいので、安定した押しやすさはある。ただし「q」「a」「確定」といった指が届きにくい外側、内側にあるキーが若干押しづらい。

 AscendではFSKARENにフルキーボードと手書き入力があるので、これらも試した。フリックのように1回のタッチで文字入力をできないため当然不利になるが、片手操作でのフルキーボード入力はフリック入力より10秒ほど遅いだけで善戦という印象。フリックに慣れていない人はフルキーボードの操作もアリだろう。

 手書き入力は両手操作になるが、3分以上かかり表には載せていない。かな、漢字、英字、数字を一度に変換できるので楽なのだが、1字ずつの入力のため時間がかかり、入力速度を考えるのならナシ。キーボード操作に慣れていない人向けだ。

QWERTYキー入力や手書き入力にも対応

 GALAXY Note IIは、キーボードのカスタマイズでテンキーを右手・左手に寄せることができる。これならば片手操作でも入力しやすい。ただ、他の機種と比べ本体の幅はどうしても広く、スクロールテストのときよりも手のひらに載せるようにして操作した。落としたら危ないので片手操作で文字入力はあまりしないだろう。成績が早いのでもったいないが。

 両手持ちでフルキーボード入力も試してみたが、縦画面では窮屈、横画面では各キーがちょっと小さい。では、Sペンを使った手書きなら? と試してみると、どんどん書けるものの「、」「っ」「.」といった小さい字、句読点で変換間違いが多く、時間をロスする。慣れればもっとタイムは縮められそう。Ascendの手書き入力よりこちらは実用的だ。

このサイズでも縦画面のQWERTYキー入力はやはり窮屈?

 VEGAは、テンキーが窮屈に感じた。押し間違いも多く、上下のキーを間違って押してしまうことがある。そこでキーボードのサイズを変更してみた。キーの縦サイズを130%に拡大したのだが、これで一気に押しやすくなり、誤入力もなくタイムは5秒以上縮んだ。

VEGAはテンキー部分を縦に拡大できる

 タイムだけを見るとGALAXY Note IIが最短だが、日常的に使うことを考えるとVEGAのテンキー130%表示が1番よかった。他の機種でもキーボードのカスタマイズは、購入後にいろいろ試した方がよさそうだ。またSペンのタイムが思ったほど悪くなく、「手」ではなく、Sペンだからこその書きやすさもあり、長く書き続けるときはフリック入力よりも負担が少なく、慣れてくれば楽かもしれない。

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