現在の爆速ならau 4G LTEが一番だが……
都内5ヵ所で計測をしてみたが、今回の結果だけ見れば一番快適だったのはau 4G LTEであることは間違いない。すべての場所でLTEの高速通信が使え、安定して速い。
しかし、サービスインしたばかりでほかのユーザーが少ないだけという可能性もある。しかも唯一のモバイルルーター「Wi-Fi WALKER LTE」は基本的に法人向け機種のため、個人ユーザーが動画視聴で帯域を独占するという心配も少ない。
数が多いiPhone 5とも周波数帯が異なるため、iPhoneが増えても電波の干渉が少ないことを考えると、今後も良好な状態を維持する可能性がある。
次に快適に使えたのはSoftBank 4G。今回、掲載した場所以外で試しても意外な場所で使えたりと、侮れないモバイルルーターだ。
今回残念な結果だったのがドコモのXi。ほかのスマートフォンと同じ周波数帯、同じ方式を使っているため、ドコモのXiスマートフォンの増加にともなってデータ通信速度が落ちやすいのが弱点。
ドコモのXiの速度が改善するか、逆にエリア展開を優先し、速度ではいまひとつのまま展開していくのかはわからないが、周波数帯の異なる100Mbpsサービスが地方から開始されているので、こちらに期待したいところだ。
さて、次回は携帯電話事業者が提供している無線LANスポットを計測してみる。今や速度低下や通信制限容量オーバーを回避するためには必須の公衆無線LAN。どこまで使えるか、また街に出てみた。
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