最新最速のモバイルルーターの実力が知りたい!
ソフトバンクが冬春モデルの発表会で、孫社長が「今後は4G LTEにチカラを入れていく」と言っていた。事実、都内でも徐々にエリアが広がりつつある。これまでのSoftBank 4Gも同様だ。通信速度のベンチマークを日本中でやっている筆者としては(関連記事)、最近発売されたソフトバンクのモバイルルーター「102HW」(ファーウェイ製)が気になって仕方がない。
なぜかというと、無線LAN規格の11nに対応し、下り最大110Mbpsという高速通信が可能だからだ(従来モデルは下り最大76Mbps)。さっそくソフトバンクから端末を借り、移動の合間にベンチマークテストをしてきた。計測場所は六本木、秋葉原という、人種が相反するであろう街。これにASCII.jp編集部がある飯田橋を加えた3ヵ所。計測時間は六本木が夜、秋葉原と飯田橋がお昼。ベンチ機材は、筆者のメイン端末であるauの「HTC J」をWi-Fiで接続。ベンチソフトにはAndroidアプリの「Speed Test」(こちら)を利用した。サーキットでのベンチと同じく、5回計測して一番好成績だったものをピックアップするが、ほかの4回ぶんも参考までに掲載する。
102HWの基本スペックは、通信方式がAXGPとW-CDMAに対応しており、通信速度は下り最大110Mbps、上り最大10Mbps。サイズは幅約66×高さ104.8×厚さ15.5mm、重量が135g。これまで使っていた「101SI」(セイコーインスツル製)と比べると若干大きいが、そんなに重くは感じなかった。内蔵バッテリーも3000mAhと大容量で、無線LAN規格はIEEE 802.11b/g/nに準拠している。
それでは、まずアキバの速度から見ていこう。