東京駅の赤レンガ駅舎を一望しながら速度計測!
EMOBILE LTEが健闘!
次に今年注目のスポットといえば、復元が完了した東京駅。駅を利用する人もたいへん多いが、駅を出で駅舎を一望できる場所まで歩いてみる人もたいへん多い。
ここでPCを広げて通信する人はかなり少ないと思われるが、中央の歩行者向け通路の両側にはベンチもあり、季節が良ければビジネスマンの休憩スペースとしてもいいだろう。
今は東京駅の駅舎を見学に来た人たちが記念写真を撮るというスポットでもある。撮影後すぐにブログやSNSへ写真をアップするなら、上り速度が重要と思われる。
それを裏付けるように、スマートフォンがほとんどないEMOBILE LTEの上り速度の健闘が目に付く。SoftBank 4Gのスマートフォンもごく少数のはずだが、下りの速度に対して上りが低めとなっている。
そして、ここでは上りで10Mbps超を果たしたau 4G LTEも忘れてはならない。auもLTEのスマートフォンは少数。しかも今回試した「Wi-Fi WALKER LTE」はiPhone 5とは異なる周波数帯を用いるため、数が多いはずのiPhone 5の干渉が少なく、上り速度も高かったと思われる。
新宿地上202メートルで測定!
超高層で超高速なのはau 4G LTE!
続いては、観光スポットながら他に人気を奪われてしまった感のある新宿・都庁の展望室。地上202メートルから街並みを見学できる場所ながら、なんと無料。平日ならば比較的空いているのですぐに上に登ることができる。
展望室の上で計測したが、なんとここで問題発生! LTEなどの超高速通信に対応していたのはau 4G LTEとEMOBILE LTEの2つだけ。超高層では超高速とはならなかったのだ。そのほかは代替となる3G通信での計測となった。
順調に速度を記録したのはau 4G LTE。都庁の2軒となりがKDDIビルというのは関係ない(?)かもしれないが、展望室もしっかりLTEエリアになっていたのは驚いた。
EMOBILE LTEはLTEの表示が出ていて、速度も他の3Gよりも速めだが、残念ながら今ひとつの感が否めない。高い場所だけに遠方の基地局の電波を掴んでいるか、下界の多くの基地局からの干渉のため理由はわからない。
ちなみに都庁の展望室は北と南の2ヵ所ある。どちらも電波状況はほぼ同じで、超高速通信の対応状況も同じだったことを報告しておく。
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