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富士見iPhoneクラブ ― 第64回

こういうの待ってた iPhoneからひたすら虫の音が流れるアプリ

2012年09月26日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(構成:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、自分がお気に入りのiPhoneアプリを紹介する水曜日。ゆるふわ&腹黒なメンバーが、毎回役立つ(?)アプリをピックアップしていくぞ。

Angry Birdsシリーズのスピンオフ、『Bad Piggies』

今回はブタをマシンに乗せるゲームだ

 数あるiPhoneゲームアプリの中でも、飛びぬけて高い知名度を誇る『Angry Birds』。トリたちをパチンコでふっ飛ばし、敵であるブタを攻撃するというシンプルさ、多彩なステージと豊富なやりこみ要素が人気の理由だろう。そのAngry Birdsの制作元、Rovio Entertainmentが満を持して発表したアプリが『Bad Piggies』だ。

 内容はAngry Birdsのスピンアウトになっており、今までは憎まれ役だったブタたちが本作の主人公。プレイヤーはステージごとに与えられる部品を組み合わせてマシンを作り、それを使ってブタを目的地まで導くのだ。つまり、倒すべき敵などがいるわけではなく、あくまでブタをゴールさせることがゲームの目的になっている。

バラバラになってしまった地図を回収するのが本作の目的。ステージのゴールに破片があるので、クリアしてそれらを集めていくわけだ。いくつもあるステージをクリアしていくのはAngry Birdシリーズ恒例といえる

クリアの鍵はマシンをつくる部品のバランス

 本ゲームにはいくつものステージが存在し、それぞれのスタート地点で様々な部品が与えられる。基本は四角い木枠で、これを配置して中にブタや部品を入れる。さらにその周りに別の部品を付けて、マシンを完成させたらスタートとなる。部品の中には扇風機、モーター、はては爆弾など、タップして様々な反応を示すものがあるので、それらを使ってマシンをうまく操り、ブタをゴールまで導けばステージクリア。回収したアイテムや制限時間などのノルマに応じてスコアが評価される。

 とにかく、マシンを作る部品がクリアの鍵を握る。例えば、扇風機やペットボトルはマシンを動かす大事な動力だが、坂道で動かしすぎると、勢いが付いてマシンが転倒してしまう。また、このゲームはとにかくブタがゴール地点にいけばクリアなので、爆弾でマシンごと吹き飛ばしたり、崖から落としたりして難所を抜けるという状況も存在する。そうなってくると、タイミングよくタップして部品を作動させる場面も出てくるので、アクションゲームとしての腕も問われることになってくるのだ。

ステージごとに与えられた部品を組み立て、できあがったマシンを動かし、ブタをゴールまで運ぶ。地図の断片があるゴール地点までブタを運べばステージクリアとなる
費やした時間やアイテムを回収できているかどうかなどで3つ星満点の評価がなされる。評価のノルマはステージごとによって異なる

クリアの鍵はマシンをつくる部品のバランス

 さらに、マシンもただ闇雲に組み立てればいいというわけではない。たとえば、四角い枠を2つ並べるのと、3つ並べるのとでは、当然ながら車体の幅が異なる。当たり前のようだが、この違いが溝を乗り越えられるか否かの境目になったりするのだ。また、ブタ自体にも重さがあるので、部品を組み立てる際にどこに配置するかで重心が変わり、マシンの動きも変わってくる。

 部品の中にも、付けてから作動する方向を指定するもの(例:ペットボトル)や、他の部品と合わせて効果を発揮するもの(例:モーターなど)など、癖の強いものが存在する。単に付けて部品を付ける位置を間違えれば、ゴール方向には進めなくなるので、最初から作り直しということになってしまう。ステージの最初から最後まで気の抜けない、一筋縄ではいかない内容なのだ。

様々な部品をうまく使って、マシンを思い通りに操ることがこのゲームの鍵。画面右上の電球のアイコンをタップすればヒントが出る……とはいえ、それらを操作するタイミングは自分で考えなければならない。空を飛ぶためにマシンの重さを加減したり、モーターを2台積んでパワーを倍にしたりと、頭を使わなければ解けない場面もしばしば
例えば溝がある場合、マシンの幅が狭かったり、重さのバランスが悪かったりすると、そこでクリア不可能になってしまう。そのため、マシンを大きくしたり、ブタや部品の位置で重心を調整しなくてはならない。また、ブタだけを転がしてクリアするようなステージ、普通のブタだけでなく大きなブタも運ばないといけないステージなどもある。そのため、ステージ開始時のブタと部品の配置はとても重要なのだ

難度はかなり高いので、やりこみがいは前作以上かも

 基本的には角度を指定してトリを飛ばすだけだったAngry Birdsと比べると、マシンの組立ての難しさや、部品を作動させるタイミングなど、戦略性が上がっている。今までとはゲームのタイプがちょっと異なるとはいえ、難易度はシリーズの中でも高いほうだろう。

 ただ、クリアするだけなら、時間をかければそれおど難しくはない。自分で組み立てたマシンがゴールまでたどり着いたときの嬉しさは格別だ。ノルマを達成するために、時間制限やアイテム回収などを意識するとかなりのハードモードになるのも、やりごたえを求めるゲーマーを納得させてくれるだろう。

 友人たちとああでもないこうでもないと楽しむのも、秋の夜長に一人でもくもくと解き続けるのもオススメ。今秋のゲームタイトルの筆頭作といえる。


このアプリをオススメする覆面:じまPさん

 Angry Birdsシリーズをやりこんだ人はもちろん、何の予備知識がない人にも楽しめる内容になっているはずです。しかし、部品の配置から、プレイ中の部品を作動させるタイミングにいたるまで、頭を使うポイントは一つや二つではないのも特徴。やすやすとクリアさせてくれるわけではないので、何度もトライ&エラーを繰り返すことになるでしょう。秋の夜長にぜひプレイしてほしいタイトルです。

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