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進化が止まらない!AWSの最新動向 第9回

転送はSSLで暗号化!保管データはAES256ビットで暗号化

1GBが1円未満で!AWSが新ストレージ「Amazon Glacier」

2012年08月22日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 8月21日、米Amazon Web Services LLC(AWS)は1GBあたり約1円/月で利用できるデータアーカイブ・バックアップ向けオンラインストレージサービス「Amazon Glacier」を発表した。

 「Amazon Web Services ブログ」の解説によれば、2006年リリースのストレージサービス「Amazon S3」はデータの高速な取り出しに最適化されており、頻繁なアクセス(データ転送)が生じる用途にも適している。これに対しAmazon Glacierは、データ取り出しリクエストは多少ゆっくりとしたペースで処理されるという。

 Amazon Glacierの月額料金は、海外リージョンは1GBあたり0.01ドル(約0.79円)、東京リージョンは0.012ドル(約0.95円)。データ転送「イン」(アップロード)は無料で、「アウト」(ダウンロード)は1月あたり最初の1GBは無料だが、10TBまでは1GBあたり0.120ドル(海外リージョンの場合)のデータ転送料金が発生する。

 データ転送はSSLで暗号化され、保管したデータは自動的にAES256で暗号化。アーカイブの平均年間耐久性は99.999999999%となるように設計されている。データは冗長化されて複数の施設に保管され、各施設内では複数のデバイスに保管されるとしている。

東京リージョン利用時の「Amazon Glacier」の料金(詳細はAWSのWebページを確認のこと)

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