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進化が止まらない!AWSの最新動向 第11回

最大秒間2.4GBのI/O性能を出す24個のHDDも

AWSに「35ECUs」117GBメモリの「ハイストレージインスタンス」

2012年12月28日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 米時間12月21日、Amazon Web Services(AWS)は、Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)の新機能「ハイストレージインスタンス」を発表した。

 この新たなインスタンスは、「35 EC2 Compute Units(ECUs)」というコンピューティング性能、117GBのメモリ、最大秒間2.4GBのI/O性能を出す24個のHDDで構成された48TBのインスタンスストレージを提供する。インスタンスごとに大容量のダイレクトアタッチトストレージを持っているため、AWSクラウドで稼働するHadoopワークロード、ログ処理やデータウェアハウジングのようなデータ集中型のアプリケーション、大量のデータセットの処理と分析するための並列ファイルシステムに最適という。

 加えて同社では、このインスタンスはペタバイト級のデータウェアハウシングサービスである「Amazon Redshift」を支えているため、大容量データ処理用に「Amazon Elastic MapReduce(Amazon EMR)」のユーザーにとって重要としている。

 ユーザーは、AWS Management Console、Amazon EC2およびAmazon EMRのコマンドラインインターフェイス、AWS SDK、そしてサードパーティのライブラリを利用することで、今回発表のハイストレージインスタンスを利用開始できる。ハイストレージインスタンスは現在、米国東部(北バージニア)リージョンで利用可能で、今後数カ月の間に他のAWSリージョンでも利用可能になる。また、ハイストレージインスタンスは、オンデマンドまたはリザーブドインスタンスで利用可能だ。

初出時、タイトルにおいて「ECU」を「EUC」と誤って表記しておりました。お詫びし、訂正させていただきます。本文は訂正済みです。(2013年1月7日)

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