日本メーカーは一日の長がある?
ULTRA SPEEDの速度にも期待の「AQUOS PHONE Xx 106SH」
防水・防塵対応に加えて
ストラップホールもあるのは国内メーカーならでは
4.7型と本機もかなりの大画面となっている。ただし他の2機種と違って有機ELではなく液晶だ。またドコモ「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」と同様に、最新技術を用いた「S-CG Silicon液晶」を採用し、省エネと高画質に貢献している。
GALAXY S IIIと同じく最大64GBのmicroSDXCにも対応するほか、バッテリー容量も大きく、スペック上のワンセグの連続視聴時間は最長。スタミナが期待できる端末といえる。しかも、他の2機種が対応できなかった防水・防塵も実現しているので、まだまだ日本メーカーの有利さは残っている。またカメラの画素数が高く、AQUOS PHONEらしい豊富なカメラ機能を用意しているのもポイントだ。これは次々回で比較予定だ。
さらに今回の3機種中、唯一ストラップホールがあるのも本機。本体の左下の端にあり、カメラに重ならない位置だ。GALAXY S IIIとHTC Jはそのままではストラップが付けられないので、小さなことだが気になる人は多そうだ。
本機はLTEやWiMAXといった高速データ通信サービスではなく、3G止まり。ただし、ソフトバンクの場合は「ULTRA SPEED」と呼ばれる1.5GHz帯の周波数を用いる高速データサービスに対応しており、本機の場合はさらにDC-HSDPA技術で下り最大42MbpsとWiMAXやLTEとスペック上は遜色がない。通信速度の比較は次回に予定しているので、テストが楽しみだ。
無線LANは2.4GHzのみ
テザリングが無いのは……
逆に他の2機種と比較しての弱点としては、無線LANが5GHz帯に対応していないことをはじめ、Bluetoothは3.0止まり。そしてソフトバンクはキャリアの方針として、テザリングに対応していない。これを大きいと見るユーザーも少なくないだろう。
デザイン的には正面にはハードキーが無く、ロックを解除すると画面の下に操作するアイコンが表示される。本体上部には剥き出しのイヤホンジャックがあるが、もちろんこれはそのままで防水になっている。一方底部にあるmicroUSB端子は防水カバーで保護している。ただこの防水カバーはキャップがあるものの防水とは思えないほど小さくできており、あまりかさばらない。ただし他の2機種に比べ、背面は指紋が目立つデザインである。
今回用意した106SHのカラバリはブラック(もう1色はラディアントホワイト)。正面だけを見ると紫・パープルといった色だが、背面は細かくラメが入ったブラックだ。
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