らくらくスマートフォン
そして、もうひとつの切り札と位置づけているのが、8月1日から発売した、日本初のシニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン」である。
「2100万台の累計販売実績を持つ“らくらくホン”が培ってきた、見やすさ、使いやすさ、聞きやすさに配慮したスマートフォン。らくらくタッチパネルの搭載によって、指先の反応で操作することができる」と、老眼のシニア層でも使いやすいスマホを実現していることを示し、これまで手つかずだったシニア層へのスマホ販売にも意欲をみせる。
だが、ソフトバンク、KDDIが展開するiPhoneの新製品の動きには警戒しているのは確かだ。「秋にはiPhoneの新たな製品も見込まれ、さらに現行のiPhoneの値下がりするといった影響も考えられる。一定の影響は受けるだろう」と加藤社長は語る。
しかし、スマホの好調ぶりに、その姿勢は強気だ。
「エリアの強さ、サービスの多様さで十分対抗できる」
秋には新たな製品も投入されることになるが、スマホトップシェアのドコモが、加藤社長の言葉通りに、iPhone無しでもその立場を維持できるかどうかが、この秋の注目点だろう。
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