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| 今回測定に使用した機材。前回使用した「Aterm WM3600R」(手前)と「URoad-8000」(右)に加え、「64QAM」に非対応の「URoad-7000SS」(左奥)でも測定している |
前回、UQ WiMAXの上り通信速度の1.5倍高速化を体験すべく、NECアクセステクニカのモバイルルーター「Aterm WM3600R」を使って速度測定を実施した。しかし、その真価を発揮できなかったため今回再検証を行なうことにした。
上り高速化の実力は「強電界」で発揮される
そもそも上り高速化って、どういうことなのかというと、対応する変調方式を追加したということだ。これまでの「16QAM」に加え、「64QAM」という方式を新規にサポートしたのだ。
16QAMは一度に4bitの値を送信するのに対し、64QAMは6bitを送信できる。これにより理論的には1.5倍増となるのだ。
ただし、64QAMで送信するには、電波環境が良好な「強電界」状態であることが条件であり、64QAMで送信できない場合は従来通りの16QAMまたは「QPSK」(2bit送信)になる。
強電界は単に“バリ3”(インジケーターでアンテナマークが全部立っている)であればいいということではなく、理想的な通信条件が整った場所で実現するものである。
強電界になりやすい場所の条件とは?
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| 強電界の状態で測定する筆者(詳細は次ページ)。特にオーラが出ているとか、そういうことはない |
強電界になりやすい場所は都内においてもいくつかある。条件としては、基地局(のアンテナ)と適度な距離(遠すぎず、近すぎず)があり、間に遮蔽物が少なく、アンテナの受信感度が高い方角に位置すること、などとなる。
例えば、基地局が10階建てのビルの屋上にあるとする。地上からは遠すぎるし、そのビル、もしくは隣のビル内の中階層からアクセスするとしても、遮蔽物が多くて理想的な通信状態にはならない可能性がある。では、基地局のすぐそば、つまりビルの屋上に上がればいいかというと、それでは近すぎてしまうのだ。
さらに、強電界になりやすい場所であっても、周囲の電波状況などによって状況は変化するし、通信時の変調方式はわずかな距離の移動で変化してしまう。というわけでなかなか探すのが難しい。
今のところ、ユーザー側が電波状況の詳細(強電界かどうか)を確認する方法はないので、メインで利用する場所が64QAMの恩恵をうけられるかどうかは、使ってみるまでわからないというのが実情である。
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