コンパクトな本体
HDMIとコンポジットビデオ出力を装備
PVT2000の外観は、ちょうど手のひらに乗る大きさの小箱といったもの。11n対応の無線LAN機能を持つが、特にアンテナなどは露出しておらず、どこに置いても邪魔にならない。
前面にはNETGEARロゴの入ったブルーの化粧パネルがはめ込まれ、接続コネクター類はすべて背面に集約されている。また底面には、各コネクターの説明表示および壁掛け設置用の引っ掛け穴、出荷時設定に戻すリセットスイッチがある。
冒頭ではデジタルテレビへの表示と書いたが、RCAピンのコンポジットビデオ出力も可能であり、アナログテレビでもパソコン画面を表示できる。実際に試したところ、アナログテレビにもHD(1280×720ドット)品質で表示された。HD表示のパソコンモニターとして旧テレビを延命させるのにも一役買いそうだ。
裏面にリセットスイッチがあるとは言うものの、PVT2000本体の設定項目は皆無である。HDMIケーブルかコンポジットビデオ信号ケーブルで本体をテレビと接続して、電源ボタンを押せば準備完了だ。あとはパソコン側の「ワイヤレス・ディスプレーソフト」から設定する。
PTV2000では著作権保護機能(DRM)が付与されたコンテンツ(市販のBD/DVDソフト、録画したテレビ映像)も表示できるとしている。実はこの点がクリアになったのは、比較的最近のことだ。
WiDiソフトウェアのバージョン2.0までは、DRM付きコンテンツの表示には対応していなかった。それが今年中頃に登場したHDCP対応の「2.1」へのアップデートにより、ようやくDRM付きのBD/DVD表示も可能になったというわけだ。
また、最新版のWiDi 2.1.42.0バージョンでは、HD Graphics 3000向けにH.264動画のハードウェアエンコードもサポートされて、ビデオ表示の品質も改善されているという。
一秒ほどの遅延はあるが
簡単接続できわめて便利
それでは実際に使ってみよう。PTV2000の電源を入れ、テレビにNETGEARロゴが表示されたのを確認した後、パソコン側でWiDiソフトを立ち上げる。すると無線LANがスキャンされて対象機器(PTV2000)を表示。機器を選んで[接続]ボタンをクリックすると、セキュリティーコードの入力が求められる。
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