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最新パーツ性能チェック ― 第110回

SATA2の新定番!? 「Intel SSD 320」の実力をチェック

2011年04月12日 10時00分更新

文● 池座 優里

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 2008年9月の発売以来、高速なシーケンシャルリードとランダムアクセスを誇る「X25-M」シリーズ(以下:X25-M)は、コストパフォーマンスの高さもあり、SATA 2.0(3Gbps)対応SSDとしていまだに定番製品となっている。
 そんな人気モデルの後継として発売された「Intel SSD 320」シリーズ(以下:320)だが、はたして新定番として十分な性能をもっているのか非常に気になるところ。そこで、今回は300GBと120GBの2つのモデルを用意。早速そのパフォーマンスに迫っていきたい。

下は40GBから上は容量600GBまで。HDD並の容量を実現した「Intel SSD 320」シリーズは計6モデルをラインナップする

 今回チェックする320はX25-Mの後継ということで、インターフェイスはこれまでどおり3GB/s転送のSerial ATA 2.0となる。ラインナップは、X25-Mの40GB、80GB、120GB、160GBに加えて、大容量の300GB、600GBの2モデルが追加され計6モデルとなった。
 特に600GBモデルは市場推定価格が約10万円と高価な製品だが、HDDを使わずSSDのみの運用も十分可能な容量ということで注目しているユーザーも多いだろう。
 転送速度は容量によって異なるものの、600GBモデルではシーケンシャルリードが270MB/s、シーケンシャルライトが220MB/sとX25-Mから高速化されている。主なスペックは以下の通りだ。

「Intel SSD 320」シリーズスペック表
製品名 SSDSA2CT040G3B5 SSDSA2CW080G3B5 SSDSA2CW120G3B5
容量 40GB 80GB 120GB
最大読み込み速度 200MB/sec 270MB/sec 270MB/sec
最大書き込み速度 45MB/sec 90MB/sec 130MB/sec
4Kランダムリード 30,000IOPS 38,000IOPS 38,000IOPS
4Kランダムライト 3,700IOPS 10,000IOPS 14,000IOPS
インターフェイス SATA2.0(3Gbps) SATA2.0(3Gbps) SATA2.0(3Gbps)
実売価格 8000円前後 1万5000円前後 1万9000円前後
製品名 SSDSA2CW160G3B5 SSDSA2CW300G3B5 SSDSA2CW600G3B5
容量 160GB 300GB 600GB
最大読み込み速度 270MB/sec 270MB/sec 270MB/sec
最大書き込み速度 165MB/sec 205MB/sec 220MB/sec
4Kランダムリード 39,000IOPS 39,000IOPS 39,500IOPS
4Kランダムライト 21,000IOPS 23,000IOPS 23,000IOPS
インターフェイス SATA2.0(3Gbps) SATA2.0(3Gbps) SATA2.0(3Gbps)
実売価格 3万円前後 4万7000円前後 10万円前後
120GBモデルのシリーズ別スペック表
製品名 Intel 510シリーズ
SSDSC2MH120A2
Intel 320シリーズ
SSDSA2CW120G3B5
X25-Mシリーズ
SSDSA2MH120G2
容量 120GB 120GB 120GB
最大読み込み速度 450MB/sec 270MB/sec 250MB/sec
最大書き込み速度 210MB/sec 130MB/sec 100MB/sec
4Kランダムリード 20,000IOPS 38,000IOPS 35,000IOPS
4Kランダムライト 5,000IOPS 14,000IOPS 8,600IOPS
インターフェイス SATA3.0(6Gbps) SATA2.0(3Gbps) SATA2.0(3Gbps)
実売価格 2万5000円前後 1万9000円前後 1万9500円前後
スペック表を確認すると「320」シリーズのケースサイズは7mmと9.5mmの2種類が存在している。7mmサイズの製品にはX25-Mと同様にスペーサーが装着される
SSDSA2CW300G3(300GB)のCrystalDiskInfoの結果SSDSA2CW120G3(120GB)のCrystalDiskInfoの結果

インテル初の25nmプロセスMLC NANDフラッシュを採用

 320シリーズの最大の特徴はMLC NANDフラッシュメモリに同社としては初めて25nmプロセス製品を採用した点だ。このプロセスの微小化により、最大600GBの大容量とこれまでのモデルに比べて最大30%の低価格化を可能にしている。
 一方で、コントローラについては「X25-M」と同様にIntel「PC29AS21BA0」を採用。こちらは、もともとSATA 2.0のコントローラとしては高い評価を受けていたということで、変更する必要はないと判断したのだろう。また、今回チェックした2モデルともキャッシュメモリは166MHz動作、容量512MbitのHynix製「H55S5162EFR-60M」を搭載しているのが確認できた。

対応するインターフェイスはSATA 2.0(3Gbps)
基板サイズは2.5インチサイズ。MLC NANDフラッシュはIntel製25nmプロセス製品を採用
300GBモデルではIntel製「29F16B08CCMEI」を基板両面に20基搭載する120GBモデルでは片面実装となり、Intel製「29F16B08CCMEI」を6基と「29F64G08ACMEI」を4基搭載する
コントローラは「X25-M」と同じくIntel製「PC29AS21BA0」を採用。コントローラの下に見えるのがキャッシュメモリ。Hynix製「H55S5162EFR-60M」(容量64MB)を搭載する

(次ページへ続く)

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