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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第190回

「D7000」と「NEX-5」で猫を撮り比べ!

2011年03月11日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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普通に撮るのが難しいアングルは
軽いミラーレス一眼で

 普通はしゃがんで撮るのがせいぜいだ。竹垣の向こうに顔を出した猫をしゃがんで撮ってみた。下の写真の左が一眼レフ、右が液晶モニターが回転するソニーの「NEX-5」。

しゃがんでもどうしても見下ろす感じになる。実際の人間の視点そのままなのでわかりやすい(2010年12月 ニコン D7000)

しゃがんでもどうしても見下ろす感じになる。実際の人間の視点そのままなのでわかりやすい(2010年12月 ニコン D7000)

しゃがんだ状態でカメラだけギリギリまで下げ、液晶モニターを開いて撮影。猫目線でそっと覗いてる感じが出る。それが面白い(2010年12月 ソニー NEX-5)

しゃがんだ状態でカメラだけギリギリまで下げ、液晶モニターを開いて撮影。猫目線でそっと覗いてる感じが出る。それが面白い(2010年12月 ソニー NEX-5)

 同じ姿勢で撮っても、これだけアングルに差が出るのだ。

 で、使うカメラをNEX-5に切り替えたら、竹垣の下から「にゃあ」とこちらへやってきた。この猫、わざわざ竹垣の下の狭いところを潜るのが好きなようで、何度も行ったり来たりしてくれたから、タイミングを見計らって超ローアングルで狙って見た。

竹垣の下から顔を出した瞬間の猫を、より低い視点から狙ってみた。ローアングルだからこそ、にゅうっと背筋を伸ばして潜り抜ける感じが出る。それにしても、猫ってわざわざ狭いところを通るのが好きだよね(2010年12月 ソニー NEX-5)

竹垣の下から顔を出した瞬間の猫を、より低い視点から狙ってみた。ローアングルだからこそ、にゅうっと背筋を伸ばして潜り抜ける感じが出る。それにしても、猫ってわざわざ狭いところを通るのが好きだよね(2010年12月 ソニー NEX-5)

 その後、この猫はどうしたかというと、撮ってるわたしの足下にやってきて、首からぶら下げていたD7000にすりすりしたので、それをなでなで。

今度は液晶モニターを逆に開いて、真上から狙って見た(2010年12月 ソニー NEX-5)

今度は液晶モニターを逆に開いて、真上から狙って見た(2010年12月 ソニー NEX-5)

 こういうときに片手で撫でながら、片手で撮れるのが軽いカメラの良さ。ハイクオリティで集中して撮れる一眼レフもいいけど、気楽さと自由さを持つミラーレス一眼もいい。しばらくは両方を使い分けるのが現実的ですな。


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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。Twitterアカウントは@ogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei



*次回は2011年3月18日掲載予定



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