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HTML5で注目!インラインSVGの使い方 (5/5)

2011年02月03日 13時00分更新

文●古籏一浩

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JavaScriptを使ってSVG図形を描く

 最後に、JavaScriptを使ってSVGデータを表示してみましょう。要素ノードはcreateElement()やappendChild()を使って追加できますが、Inline SVGは表示されません(ノードはあるが表示されない)。

 そこでサンプル10のようにinnerHTMLを使ってsvgタグを挿入すると、ひとまずページ内にSVGデータを表示できます。よいとも悪いとも言えない方法ですが、表示したいだけならinnerHTMLでもよさそうです。

ボタンをクリックするとページ内にInlineSVGで直線が描画される

サンプル10[HTML]

<!DOCTYPE html> 
<html> 
<head> 
<meta charset="UTF-8" /> 
<title>SVG:直線を描く</title> 
</head> 
<body>
<h1>SVG:直線を描く</h1>
<form>
<input type="button" value="直線を描く" onclick="drawLine()" />
</form>
<script>
function drawLine(){
var svgArea = document.getElementById("mySVG");
var svgText = '<svg width="320" height="240"><line x1="20" y1="5" x2="300" y2="180" stroke="#ff0000" stroke-width="10" /></svg>';
svgArea.innerHTML = svgText;
}
</script>
<div id="mySVG"></div>
</body> 
</html>

 次回はHTML文書内にあるInline SVGをJavaScriptで制御します。



※本連載では紹介しませんが、SVGにはほかにもグループ化する<g>タグや、グラデーション描画、変形機能などさまざまな機能があります。詳しくは以下のW3CのサイトやSVG関連のサイトを参照してください。
http://www.w3.org/svg/

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