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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第49回

AMD Athlon II X2でコストパフォーマンスを追求

Lenovo G565(1)──高性能と低価格を誇る大画面ノート

2011年02月02日 12時00分更新

文● エースラッシュ

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「Lenovo G565」

低価格で手に入るAthlon II X2搭載15.6型ノート

 パソコンに詳しいわけではないものの、「しっかり使える性能を持ったノートパソコンが欲しい」という初心者に対しても、自信を持って勧められるのが、レノボのパソコンだ。また、ハイスペック機は求めていないが、キーボードやディスプレーサイズなど使いやすさにはこだわりたいという人なら「エッセンシャル」と名付けられたカテゴリの「Lenovo G」シリーズを推薦したい。

 価格とスペックのバランスが非常に優れており、必要十分という言葉を体現している「Lenovo G」のラインアップは4製品。メインとなるのは15.6型ディスプレーを搭載したモデルだ。ここでは、その中からAMDのAthlon II X2を採用した「Lenovo G565」(438595J)を紹介しよう。

発売時期:2010年11月

必要な機能をすべて押さえた大画面スタンダードノートパソコン

 Lenovo Gシリーズの一番の特徴は、メインマシンとして活躍できる実力を持ちながら、非常に手ごろな価格で入手できるという点だ。販売価格は店舗などによって異なるが、Microsoft Officeを搭載したモデルを購入しても10万円前後の予算に収まる。

15.6型ワイド液晶とテンキーつきキーボードを搭載するスタンダードノートパソコン「Lenovo G565」

 いまやネットブックやCULVノートなど廉価なノートパソコンは数多くある。しかし廉価なパソコンの多くはモバイルを意識したサイズで、スペック的にも物足りない。特に光学式ドライブが非搭載となる点は、2台目以降のサブマシンとして使うか、限られた用途での1台目利用という形にならざるを得ない。

 しかし15.6型ワイドディスプレーを搭載したLenovo G565は違う。ビジネスの現場で資料を参照しながらドキュメント作成をするにも十分な画面の大きさを持っており、光学式ドライブを搭載しているためDVD再生やソフトのインストールといった用途でも都合が良い。まだまだCD-ROMやDVD-ROMなど、光学メディアでのみ販売されているアプリケーションも多いため、メインマシンとして活躍するにはこの光学式ドライブ搭載は必須条件だ。

 今回試用した「Lenovo G565」は、CPUにAthlon II X2 デュアルコア・プロセッサー P360を採用し、2GBのメモリーと250GBのHDDを搭載している。光学式ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。搭載OSは64bit版のWindows 7 Home Premium。この基本スペックだけで、過不足なくしっかり働いてくれそうなマシンだということが分かる。

 Windowsエクスペリエンスインデックスの成績は3.6。もっとも低いのはWindows Aeroのデスクトップパフォーマンスの成績だが、基本性能を決める、プロセッサーなど他の成績はすべて5点台中盤だ。飛び抜けて好成績というわけではないが、安価に購入できるノートパソコンとしては驚きの成績だ。

Windowsエクスペリエンスインデックス

 一方、15.6型ワイド液晶を搭載しているため、Lenovo G565のボディーはそれなりの大きさがある。具体的なサイズは幅376.8×奥行き249.8×高さ17.3~34.9mm。重量は約2.6kg。

 持ち歩けないとはいわないまでも、手軽にモバイルという大きさではない。しかしこれは、据え置きマシンとして使うとなるとなかなか便利だ。ノートという利点を生かして、使わない時には壁際に寄せて置いたり、机から下ろしておくことができる。最大でも厚さ35mmに収まるので、スペース的には、A4のファイルケースのように扱えるだろう。

 つまりデスクトップパソコン並みの利便性を備えつつ、オフィスや家庭で、作業スペースをうまく融通したいという場合にも活躍してくれる優れたノートパソコンなのだ。

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