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Lenovo Ideaシリーズ大研究 第85回

英字キーボード搭載のスタイリッシュな軽量モバイル機

18mmの薄さで決めたい、IdeaPad U260

2011年11月16日 11時00分更新

文● エースラッシュ

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IdeaPad U260。英語キーボードを搭載した超薄型モデル

軽やかでスタイリッシュ! モバイルの逸品

 「Idea Pad U260」は、Core i5搭載で薄さ18mmという携帯性に優れたモバイルノートだ。ディスプレーには16:9ワイド12.5型HD液晶を採用。当然、ワイヤレスLANやBluetoothも標準装備で、モバイル環境でも使いやすい。モバイル機としてはもちろんだが、バランスが良いモデルなのでプライベートではセカンドマシンとして、オフィスでは会議室などを移動しながら利用する社内モバイルマシンとして利用できる。

(発売時期:2011年5月)

18mmと超薄型なので持ち運びに便利

 一昨年あたりに大きなブームになったネットブックだが、その人気はこのところ落ち着いてきたように思える。1kg前後と小型で安価という点が受けたが、それよりは多少大きくても普段使いにストレスがたまらない性能が欲しいと考えるユーザーのために、「CULVノート」と呼ばれるカテゴリーが登場した。CULVとは「Consumer Ultra Low Voltage」を略したもので、簡単にいえば省電力かつ高性能なCPU。ネットブックを大きく上回る性能をコンパクトなボディーに詰め込んだモデルの開発が可能になる。

IdeaPad U260。超薄型でデザイン性に優れるのはもちろん、英字キーボード搭載というマニアックなこだわりも

 ここで紹介する、レノボのIdea Pad U260は、同社のノートPCラインアップの中では、CULVノートの中核モデルと言える製品だ。

 企業導入やビジネスモバイルを主軸とした「ThinkPad」シリーズに対して、「IdeaPad」シリーズはデザイン性やエンターテインメント性能にこだわった個人向けノートだが、その中でもIdeaPad Uシリーズは、薄型のボディー、シンプルながら高品位な質感、そして軽量という特徴を持つ。

 モバイルでもフルに活用できる高性能ノートでありながら、価格も8万円程度に抑えられている点に注目したい。

両側面から見ると、とても薄型である点に驚く。見た目はまるで革製カバーをかぶせた書籍のようだ。ポート類は厳選されており、両側面にUSB 2.0端子をそれぞれ一系統持つのみ。ただしディスプレー出力はアナログRGBとHDMIの2系統を用意している。最近では薄型テレビなどを使ったプレゼンも増えているので、便利だろう

 ここでU260のスペックを簡単に確認しておく。本稿で試用したのはIdeaPad U260の「087652J」というモデル。CPUにインテルのCore i5-470UM(1.33GHz)を採用する。UMはウルトラモバイルの略で、電圧が低く、省電力なCPUであることを示している。CULVと呼ばれる一連のCPUの中では世代的にも新しく、「ターボ・ブースト・テクノロジー」にも対応する。これは条件が整えば自動的に定格以上の動作周波数で動作する、CPUの機能。U260のCore i5-470UMを例にとると、最大で500MHz以上高速な1.86GHz動作が可能だ。

 メインメモリーは標準で4GBを搭載し、HDDは320GBを内蔵する。モバイル機ということで、光学式ドライブは搭載していない。その代わりにボディーは18mと大変に薄型だ。最近ではネットワークやUSBメモリーなどを使ったデータの交換が増えているので、光学式ドライブは煩雑に利用するものではない。その代わりに軽さと薄さを求めたいという人は多いだろう。

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