画質比較
2機種とも、ダイナミックコントラスト機能(動的コントラスト拡張モード)を備えているので、ダイナミックコントラスト機能適用時の画質も合わせてチェックした。適用時のコントラストは、アイ・オー・データ機器の「LCD-DTV223XBE」では1000:1が1万:1に、DELLの「SX2210T」では1000:1が5万:1になる(あくまで動画の中のあるシーンと別のシーンを比べたときのコントラスト比であり、1枚の静止画で1万:1や5万:1を実現するわけではないが)。
なお、LCD-DTV223XBEでは、デフォルトでダイナミックコントラスト機能(DCRと呼ばれている)がオンになっていたので、特殊設定の比較ではオフにした状態で撮影を行ない、デフォルトの有効時と比べてみた。
工場出荷時設定
アイ・オー・データ機器「LCD-DTV223XBE」
DELL「SX2210T」
特殊設定(ダイナミックコントラスト機能)
アイ・オー・データ機器「LCD-DTV223XBE」
DELL「SX2210T」
視野角
TN液晶パネルは見る角度によっては色味が大きく変わる。そこで、液晶画面を上方約20度、斜め約45度から撮影してみた。
アイ・オー・データ機器「LCD-DTV223XBE」
DELL「SX2210T」
ライターイシイの判断は?
TVを視聴したり、ゲーム機をつなぎたいならIO DATA「LCD-DTV223XBE」
マルチタッチ操作やスマートにビデオチャットを行なうならDELL「SX2210T」
今回テストした2製品は、地上/BSデジタルチューナーを搭載した機種と、マルチタッチ操作対応タッチパネルとウェブカメラ、デュアルマイクを搭載した機種なので、付加機能がまったく異なる。
テレビ放送を単体で見たいのなら「LCD-DTV223XBE」を、マルチタッチ操作やスマートにビデオチャットを行ないたいのなら「SX2210T」を選べばよいだろう。また、LCD-DTV223XBEは、HDMIを2系統に加え、D5端子やS端子も備えているので、PC以外にもBDレコーダーやゲーム機など、多くの機器を接続できることも魅力だ。
表示品質を比べると、SX2210Tは光沢パネルなので、外光の映り込みがやや気になることがあった。応答速度は両製品とも高速であり、動画再生には適している。
その他のオススメ製品
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画質比較に使用したソフト
Hi-Definition Reference Disk
プロフェッショナル向けテストディスク制作会社キュー・テックが製作したハイビジョン映像・音声用のチェックディスク。高性能最新鋭のハイビジョンカメラで撮影された、暗部階調、色再現、動画解像度などの確認用に適したさまざまな評価映像がブルーレイディスクに収録されている。
音声パートには、山下康介・作曲による7.1chオリジナル音楽を収録。Dolby Digital、dts、リニアPCMの3フォーマットの音質を確認できる。
「Hi-Definition Reference Disc」 QVDB-1003 発売元 株式会社キュー・テック
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Hi-Definition Reference Disc [Blu-ray]ジェネオン エンタテインメント
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