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3Dに録画機能にLED! 冬ボで買いたい最新テレビ/BDレコ 第6回

日立「Wooo」&三菱「REAL」――画質、機能で驚愕の実力!

2010年11月24日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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家族で使うことを意識した番組表

標準的なサイズの5チャンネル表示。画面サイズにもよるが、5~9チャンネルくらいが、情報量や一覧性が良く使いやすい

番組表で標準的なサイズの5チャンネル表示にしたところ。画面サイズにもよるが、5~9チャンネルくらいが、情報量や一覧性のバランスが良く使いやすい

 番組表は「Gガイド方式」で、左上に放送中の画面、その下に広告スペースを設けたレイアウト。表示チャンネル数も最大19チャンネルと多く、好みに合わせて選択できる。

3チャンネル表示(左)と19チャンネル表示(右)。19チャンネル表示でも内容の表示やスクロール速度は快速で、番組の選択などもしやすい

番組検索のメニュー。ジャンルとキーワードの組み合わせなどには対応しないが、用意されたキーワードの種類が豊富で手軽に使える

番組検索のメニュー。ジャンルとキーワードの組み合わせなどには対応しないが、用意されたキーワードの種類が豊富で手軽に使える

ジャンル検索の結果表示。日時ごとの番組が一覧表示され、リモコンの青/赤ボタンで曜日を切り換えて表示できる

ジャンル検索の結果表示。日時ごとの番組が一覧表示され、リモコンの青/赤ボタンで曜日を切り換えて表示できる

キーワード検索でのカテゴリー表示。それぞれのカテゴリーの中に、関連するキーワードが豊富に用意されている

キーワード検索でのカテゴリー表示。それぞれのカテゴリーの中に、関連するキーワードが豊富に用意されている

人名検索の人名リスト。タレントや俳優、歌手とかなりの人物名が収録されている

人名検索の人名リスト。タレントや俳優、歌手とかなりの人物名が収録されている

 番組検索は、ジャンル/キーワード/人名について、あらかじめ登録されているものから選択していく仕組みで、自由にキーワードを登録できる「フリーワード検索」もある。

 このほか、Gガイド方式の特徴である「注目番組表」(1ヵ月先までの番組の中から、Gガイドがピックアップした番組情報を表示)は、「トピックス」という項目を選ぶと使用できる。

 このように、基本的な機能はいずれも使いやすさを重視したものになっており、特にファミリーユースでの使い勝手の良さを意識している。

ネットワーク機能は、HDD+BDモデルが動画配信サービスへ対応するのみ。ダウンロード視聴のコンテンツにも対応している

ネットワーク機能は、HDD+BDモデルが動画配信サービスへ対応するのみ。ダウンロード視聴のコンテンツにも対応している

 なお、三菱のテレビはネットワーク機能は重視しておらず、以前はDLNAどころか、「アクトビラ ビデオ・フル」にさえも非対応だった。しかし、時代の流れからか、最新モデルではHDD+BDモデルを中心に、「アクトビラ ビデオ・フル」と「TSUTAYA TV」に対応する(DLNAには非対応)。


3D対応に高画質機能、HDD+BDの録画機能など
全部入り液晶テレビ「LCD-46MDR1」

「LCD-46MDR1」

「LCD-46MDR1」

 LCD-46MDR1などのHDD+BDモデルは、同社のBDレコーダーの機能をほとんど受け継いだものとなっており、なかなか高機能。ただし、簡単操作の思想はここでも貫かれており、高機能ではあっても使い勝手を重視し、便利機能も数多い。

録画一覧リストの画面。選択した番組のみサムネイルで音声付き動画を確認できる。番組は録画予約時などに設定した、マークによる自動分類が可能

録画一覧リストの画面。選択した番組のみサムネイルで音声付き動画を確認できる。番組は録画予約時などに設定した、マークによる自動分類が可能

自動分割されたチャプターのサムネイルを一覧できる「シーン検索」。見たいシーンを探してすばやく移動できる

自動分割されたチャプターのサムネイルを一覧できる「シーン検索」。見たいシーンを探してすばやく移動できる

録画した番組の編集が可能。不要な部分の削除をはじめ、基本的な編集機能はひと通り備える

録画した番組の編集が可能。不要な部分の削除をはじめ、基本的な編集機能はひと通り備える

録画予約設定の「番組部分/CM部分設定」。オートチャプター分割機能を使い、番組またはCMだけを自動で連続再生できる

録画予約設定の「番組部分/CM部分設定」。オートチャプター分割機能を使い、番組またはCMだけを自動で連続再生できる

 録画機能では、他社にあまりみられない便利機能が搭載されている。自動チャプター分割機能をベースとした「オートカットi」だ。これは、録画番組の本編またはCMだけを連続再生するというもの。自動チャプター分割の際に、本編とCM部を自動で分類してくれるのだ。

 分類結果をBDにダビングも行なえるので、実際には編集機能さえ不要になるという便利な機能だ。オートカットiの視聴が可能な番組は、番組リストでも一覧できるようになっている。

 このほか、スポーツ番組で盛り上がったシーンだけを集めて短時間で再生したり、音楽番組でのトーク部分をカットして演奏部分だけを再生したりできる「ダイジェスト再生」も搭載する。こちらもBDへのダビングが可能なので、音楽番組の演奏シーン集作りなども簡単に行なえる。

学習機能付きの自動録画も、いつも見ている番組の録り忘れを防ぐ「安心型」、好みの番組に関連する番組を探す「発掘型」を選ぶなど、簡単な設定で使える

学習機能付きの自動録画も、いつも見ている番組の録り忘れを防ぐ「安心型」、好みの番組に関連する番組を探す「発掘型」を選ぶなど、簡単な設定で使える

録画モードは、DR/AF/AN/AEの3つで、最長のAEモードは10倍相当。長時間録画の記録時間はモデルによって異なる

デジタル放送の録画モードは、DR/AF/AN/AEの3つで、最長のAEモードは10倍相当。長時間録画の記録時間はモデルによって異なる

 こうした便利機能が充実していることもあり、テレビ番組の再生はすこぶる快適だ。HDD+BD機は、メーカーによって高機能派とかんたん操作派の2つのタイプがあるが、三菱は高機能でありながら、使い勝手の点も優れた独自の機能性を兼ね備えている。

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