奇抜な13ボタンに注目されがちだが、
使い勝手は非常によい
G700の完成度は高い。筆者の使い方では、13個のボタンを駆使するまではいかなかったが、それでも手放せなくなるほど。親指部分のボタンにコピー&ペーストを割り振って、気持ちよく作業している。一般的なボタンは従来どおりに使えるし、高回転スクロールホイールも健在だ。
ざらざらした手触りが気持ちよく、M950より小ぶりなのも気に入った。ただ、M950の特徴である、ガラス面でも使える「Darkfield」技術に対応していないのは、ハイエンド製品としては残念な点だ。
クリエイティブプロフェッショナル仕様という謳い文句も、納得のできだ。ちなみに、アメリカのLogitechサイトを見てみると、この製品は「Logitech Wireless Gaming Mouse G700」の文字がある。やはり、本来はゲーミングマウスだったようだ。日本ではヘビーなPCゲーマーの数が少ないので、ゲーム以外のプロフェッショナル用途としても訴求したいのだろう。もちろん、その価値はある。
実売価格は1万円を切り、同社直販サイトでの価格は9980円。見た目もいいし、はっきり言ってお買い得だ。マウスを買い換えようとしている人は選択肢に入れることをお勧めしたい。
Logicool Wireless Mouse G700 の主な仕様 | |
---|---|
センサー方式 | 不可視レーザー |
解像度 | 200~5700dpi(可変式) |
ボタン数 | 13 (横スクロール含む) |
無線方式 | 2.4GHz帯 独自方式 |
サイズ | 幅79.8×奥行き126.3×高さ45.9mm |
質量 | 約151g(乾電池含む) |
対応OS | Windows 7/Vista/XP |
価格 | 9980円(ロジクールオンラインストア価格) |
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第130回
PC
スレートPCをCore i7で蘇らせたオンキヨー TW3A-A31 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ