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週刊 PC&周辺機器レビュー 第70回

13ボタンを備えた無線/有線両対応マウス G700

2010年09月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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奇抜な13ボタンに注目されがちだが、
使い勝手は非常によい

G700は使い勝手のいいマウス。親指のボタンによく使う機能を割り当てて、作業効率を上げている

 G700の完成度は高い。筆者の使い方では、13個のボタンを駆使するまではいかなかったが、それでも手放せなくなるほど。親指部分のボタンにコピー&ペーストを割り振って、気持ちよく作業している。一般的なボタンは従来どおりに使えるし、高回転スクロールホイールも健在だ。

 ざらざらした手触りが気持ちよく、M950より小ぶりなのも気に入った。ただ、M950の特徴である、ガラス面でも使える「Darkfield」技術に対応していないのは、ハイエンド製品としては残念な点だ。

 クリエイティブプロフェッショナル仕様という謳い文句も、納得のできだ。ちなみに、アメリカのLogitechサイトを見てみると、この製品は「Logitech Wireless Gaming Mouse G700」の文字がある。やはり、本来はゲーミングマウスだったようだ。日本ではヘビーなPCゲーマーの数が少ないので、ゲーム以外のプロフェッショナル用途としても訴求したいのだろう。もちろん、その価値はある。

 実売価格は1万円を切り、同社直販サイトでの価格は9980円。見た目もいいし、はっきり言ってお買い得だ。マウスを買い換えようとしている人は選択肢に入れることをお勧めしたい。

Logicool Wireless Mouse G700 の主な仕様
センサー方式 不可視レーザー
解像度 200~5700dpi(可変式)
ボタン数 13 (横スクロール含む)
無線方式 2.4GHz帯 独自方式
サイズ 幅79.8×奥行き126.3×高さ45.9mm
質量 約151g(乾電池含む)
対応OS Windows 7/Vista/XP
価格 9980円(ロジクールオンラインストア価格)

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。


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