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週刊 PC&周辺機器レビュー 第25回

簡単設定でお手軽なUSB+LAN HDD HDL-Cシリーズ

2009年10月02日 18時12分更新

文● 池田圭一

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Easy Setup機能を用いて簡単設定

 HDL-Cで忘れてならないのは、安価で設定が楽ちんということだろう。一般的なUSB外付けHDDに、5000円程度のプラスでネットワーク共有できるHDDが手に入るのだ。これにより、今までのNASユーザーとは異なる層も取り込める。そのユーザー層を意識したのが「Easy Setup機能」だ。

USB接続時に利用できる「Easy Setup」。ワンクリックでほとんどの項目が自動設定されるが、手動での詳細設定も可能だ

 購入後、最初にすることは、ネットワーク接続されたパソコンとHDL-CをUSBケーブルでつないで電源を入れることだ。WindowsからはUSBストレージとして認識されるので、HDL-Cに収録されているEasy Setupを実行する。これによりパソコン側の接続情報が読み込まれ、ネットワークの状況(DHCPサーバーの有無)やIPアドレス、ワークグループが自動的に設定される。その際、パソコン上には、ネットワーク接続時のHDL-Cにアクセスできるショートカットアイコンが作られる。あとはHDL-Cの電源を切って、今度はネットワーク接続でNASとして動かせばいい。

 LAN接続時には、ウェブブラウザー経由で詳細に設定できる。デフォルトのゲストアカウントのほか、最大8ユーザー分のアクセスアカウントが設定でき、アカウントごとのアクセスパスワード、およびフォルダへの制限も設定可能だ。また、一定時間アクセスがないときに内部ドライブの回転を止める省電力機能もある。

HDL-Cの設定画面

HDL-Cの設定画面。メディアサーバーなどのオプション機能がないため、設定画面もシンプルなつくりとなっている

ユーザーおよびフォルダ単位でのアクセス制限設定が可能

ユーザー名/パスワード設定で新規ユーザーを作る。ユーザーおよびフォルダ単位でのアクセス制限設定が可能

HDDのスピンダウン設定

HDDのスピンダウン設定。一定時間アクセスがなければ、HDDの回転を止めて省電力モードに移行する。これにより消費電力が15Wから7.6Wへと半減

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