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買ったからには全部言いたい!「E-P1」の光と影 第2回

E-P1の「アートフィルター」でムーディーな写真を!

2009年08月13日 12時00分更新

文● 周防克弥

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アートフィルターのサンプル

普通のプログラムオート

普通のプログラムオート

ポップアート。彩度が高くなり、色が飽和しやすい。どこで使うか難しい。よほど色が無い状況か、原色ばかりの状態か、巧く使うのが難しそうだ

ポップアート。彩度が高くなり、色が飽和しやすい。どこで使うか難しい。よほど色が無い状況か、原色ばかりの状態か、巧く使うのが難しそうだ

ファンタジックフォーカス。見た目で分かりやすい。ソフトフィルターかフォギーフィルターに近い効果が得られる。逆光や木漏れ日とかで使うと効果的だろう。もちろん女の子を撮る時使うのもアリだ

ファンタジックフォーカス。見た目で分かりやすい。ソフトフィルターかフォギーフィルターに近い効果が得られる。逆光や木漏れ日とかで使うと効果的だろう。もちろん女の子を撮る時使うのもアリだ

デイドリーム。黒の締まりが無くなり、全体的に白っぽくなる。霧の中の風景っぽくはなるが、ソフト効果が無い。これも使いどころが難しそうだ

デイドリーム。黒の締まりが無くなり、全体的に白っぽくなる。霧の中の風景っぽくはなるが、ソフト効果が無い。これも使いどころが難しそうだ

ライトトーン。デイドリームよりは黒が締まるがかなりコントラストが下がる。明暗差の激しい状況で使えば効果的だろう

ライトトーン。デイドリームよりは黒が締まるがかなりコントラストが下がる。明暗差の激しい状況で使えば効果的だろう

ラフモノクローム。かなり強烈な印象になる。この絵だとあまり効果が分からないが、撮った絵がドキュメンタリ風になる。かなり面白い絵になる

ラフモノクローム。かなり強烈な印象になる。この絵だとあまり効果が分からないが、撮った絵がドキュメンタリ風になる。かなり面白い絵になる

はやりのトイフォト風。単純に周辺部、4隅の光量が落ちるだけだ。もうちょっと彩度が上がるとか、シャドー部にシアンかぶりがでるとかもう一手間欲しい所

はやりのトイフォト風。単純に周辺部、4隅の光量が落ちるだけだ。もうちょっと彩度が上がるとか、シャドー部にシアンかぶりがでるとかもう一手間欲しい所


更に条件を変えて効果的になるように撮ってみた。

ポップアートを使用。それほど彩度の上昇が気にならない絵になった。もしかして紅葉が始まる直前の時期に使ったら疑似紅葉写真が撮れるかも?

ポップアートを使用。それほど彩度の上昇が気にならない絵になった。もしかして紅葉が始まる直前の時期に使ったら疑似紅葉写真が撮れるかも?

ラフモノクローム使用。ただ地面を撮っただけだが、なんとなくドキュメンタリちっくな雰囲気に見えなくもない。ただ撮るだけで衝撃的な写真になるのは面白い

ラフモノクローム使用。ただ地面を撮っただけだが、なんとなくドキュメンタリちっくな雰囲気に見えなくもない。ただ撮るだけで衝撃的な写真になるのは面白い

ファンタジックフォーカス使用。背景が暗くて被写体が明るいシーンではソフト効果が目立つ

ファンタジックフォーカス使用。背景が暗くて被写体が明るいシーンではソフト効果が目立つ

 ちなみに、撮影時にRAWで撮っておけば付属のソフト「OLYMPUS Master」で後からアートフィルターを適用できる。撮影時に色々変えたりしなくても後でゆっくりと処理できるので便利だ。

アートフィルターだけでなくほとんどの設定できる機能を後から処理可能。画像管理にも便利に使える

アートフィルターだけでなくほとんどの設定できる機能を後から処理可能。画像管理にも便利に使える

 なお、アートフィルターで撮影すると、記録時に多少の時間がかかる場合がある。ファンタジックフォーカス、ラフモノクロームやトイフォトは特に記録時の待ち時間が長く、4~5秒待たされる。落ち着いて撮れる状況でないならRAWで撮って、後から処理のほうがいいかもしれない。またアートフィルターは動画撮影でも使用できる。

 アートフィルター初体験だったが、かなり面白い写真が撮れる。特にファンタジックフォーカスとラフモノクロームはレタッチソフトを使っても簡単に作れるような絵じゃないのでなかなか有用だ。

 学生時代にソフトフィルターやフォギーフィルターを使ったことや、自分でモノクロフィルムを現像して現像を失敗して露出オーバーなネガを作ったときにプリントした失敗写真とかを思い出した。

 仕事で写真を撮ってるとなかなか使う機会がないがレタッチソフトでの処理をしないでも簡単に撮れるなら面白く使ってみようかと思った。

(次ページに続く)

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