光学30倍のズームレンズを搭載
本体はいわゆる横型スタイルで、液晶ディスプレーを開き、手のひらで底面を支えながら撮影する。
光学系は焦点距離が43~1290mm(動画撮影時)で、30倍という高倍率ズームレンズを搭載している。電子式の手ぶれ補正も搭載しているが、テレ端になると手持ちでの撮影は厳しい。この高倍率ズームレンズを活かし、運動会やお遊戯会で遠く離れた場所から我が子の笑顔をしっかり残したいと考えるのであれば三脚は必須である。
静止画撮影は1600×1200/1184×888/1280×720/640×480ドットの4つの解像度から選択する。また静止画用のシャッターボタンを押し続けている間13コマ/秒(1600×1200ドットまたは1184×888ドット)で記録し続け、指を離すとそこから約2秒前までの静止画が記録される「リバース連写」機能を搭載する。
ネットサービスとの親和性の向上が今後のポイント!?
もともとXactiはMPEG-4形式での録画やSDカードへの記録などにより、パソコンとの高い親和性が魅力だった。ただ最近では他社もパソコンとの連携を重視するようになり、独自性は薄れつつある。こうした中で三洋電機が次の一手として模索しているのはネットとの連携だろう。
実際2007年には「Xacti2.0」というコンセプトを発表。ネットサービスと連携していくことを打ち出した。今回のDMC-HX1Eにおいて、無線LANでYouTubeなどへ自動的に動画をアップロードできるEye-Fiに対応したこともそうした施策の一環であろう。
ただ従来のEye-Fiはデジタルカメラからコントロールできなかったため、予想以上にバッテリーが消耗しているのに気づかず、撮影したいときには動かなかったというケースもあった。しかし、DMC-HX1Eならバッテリー残量に応じて転送を止めることが可能なため、こうした不安も少ない。
Eye-Fiが別売のため別途購入する必要はあるが、ぜひこの両者のコンビネーションの利便性の高さ、そして冒頭で紹介した海中での撮影の楽しさを体感してほしい。
■Amazon.co.jpで購入
この連載の記事
-
第95回
AV
映像を見ながらコミュニケーションを楽しむ「RZタグラー」 -
第94回
AV
録画番組の視聴スタイルを変えるAndroid端末「SV-MV100」 -
第93回
AV
HD動画もスムーズ!? 「iPad 2」のAV機能をチェック -
第92回
AV
ガツンとくる重低音ヘッドフォン 気になる3機種をチェック! -
第91回
AV
電車の中でも気軽に作曲! iPhone用シーケンサを試す -
第90回
AV
カメラ機能を愉快に使う! 特選Android用カメラアプリ -
第89回
AV
iPad版「Garage Band」で気軽に音楽制作! -
第88回
AV
iOS 4.3に組み込まれたホームシェアリングを試す! -
第87回
AV
編集機能が大幅強化! 生まれ変わった「TMPGEnc」 -
第86回
AV
Androidスマホは万能動画プレーヤーになれるのか!? -
第85回
AV
iPhoneより便利? Androidの音楽再生環境をチェック! - この連載の一覧へ