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物欲AVコモノ道 第9回

5万円台の完全防水ビデオカメラ「Xacti」の魅力

2009年06月05日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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Eye-Fiを直接設定できる操作メニューを追加

DMX-WH1EとEye-Fi Share Video

DMX-WH1EとEye-Fi Share Video。このカードの中に無線LANユニットを搭載し、静止画や動画を自動的に指定したウェブサービスやサーバーにアップロードしてくれる。なおEye-Fiは別売

 Eye-Fiは一見するとただのSDメモリーカードだが、実は内部に無線LAN端末としての機能が組み込まれており、デジタルカメラに挿入しておくと撮影した画像を自動的にアップロードしてくれる。

 従来は静止画のみの対応だったが、最近アイファイジャパンから販売が開始された「Eye-Fi Share Video」(直販価格9980円)で動画のアップロードにも対応した。アップロード先としては、「Picasa ウェブ アルバム」といったウェブサービスやLAN内のパソコンが選択できる。

 そんなEye-Fiに対応したDMX-WH1Eは、思いのほか便利だったりする。

 通常、撮影した映像をパソコンに取り込むには手間がかかる。カメラ付属のソフトまたはビデオ編集ソフトを立ち上げ、パソコンにメモリーカードを挿入して、動画をソフト上でインポートする作業を行なわなければならない。

Eye-Fiカードの設定メニュー(左)。Eye-Fiカードを挿入しないとこの設定は現れない。通常のカメラではあらかじめパソコンで設定しておく必要がある無線LANのSSIDなどを本体だけで登録可能(右)。WEPやWPAのパスフレーズの入力も可能だ

 一方で、DMX-WH1EのEye-Fi機能を利用すれば、無線LANが使える場所で電源を入れておけば自動的にファイルがアップロードされる。1度この便利さを実感すると、手放せなくなる。

 さらに、通常のデジタルカメラなどでEye-Fiを利用する場合、事前にパソコンでEye-Fiの設定(無線LANの設定など)を行なわなければならない。しかしDMX-WH1Eならアクセスポイントの探索やパスフレーズの入力が可能で、外出先でも無線LANの設定ができる。普段から利用する機能ではないかもしれないが、イザという場面では役立つだろう。

メニューでの画質選択。音声だけを記録することも可能

メニューでの画質選択。音声だけを記録することも可能

 なお、DMX-WH1Eの記録形式はMPEG-4 AVC/H.264(.MP4)で画質設定は720pのHD-SHQ(1280×720ドット/30fps/9Mbps)、SD画質のTV-HR(640×480ドット/60fps/6Mbps)とTV-SHQ(640×480ドット/30fps/3Mbps)の3種類が用意されている。記録メディアは従来どおりSDメモリーカード(SDHC対応)を利用する。16GBのメディアであれば、720pのTV-HRでも5時間43分の録画が可能だ。

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