知ったかは恥ずいゼ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【ビデオカード編】
2009年05月01日 22時00分更新
3大ガックリに遭わないために
まずビデオカードには大きく分けて3つの要素がある。
・ビデオカードをパソコンに差すためのインターフェイス
・ビデオカードのサイズ
・ビデオカードの性能
これにあと1つ、ビデオ出力端子というファクター(要素)もあるが、現在ほとんどの製品が2系統以上の出力をサポートしているので、そう大きな問題ではない。これについては本稿の最後で紹介するので、読み進めて確認して欲しい。
インターフェイスはPCI Express 2.0 x16が主流
まずはビデオカードをパソコンに差すためのインターフェイスの話。
これは大きくわけて3つのタイプがある。
・PCI Express
・PCI
・AGP
古いパソコンでは、AGPまたはPCIが使われていることも多いが、そこまで古いパソコンだと、ビデオカードのアップグレードによる恩恵はほとんどなかったりする。というのも、その時代の製品だとCPUパワーが足りないため、高性能なビデオカードを差せたとしても、性能を全く活かしきれないのだ。
もしパソコンを開けて、AGPあるいはPCIしか無かったら、素直にパソコンそのものを買い換えることをお勧めする。
またPCI Expressスロットがあったとしても、そのスロットがPCI Express x16スロットであること、そしてPCI Express 2.0に対応していることが、ビデオカードを交換する際の必須条件となる。
PCI Express x16スロットは一見して、他のスロットより長尺なので見分けることは容易だが、PCI Express 2.0に対応しているかどうかは、見た目では分からない。ただ下位互換性はあるため、PCI Express 1.1のスロットにPCI Express 2.0のカードを差しても大抵は問題なく動作する。なので、そのあたりはあまり気にしなくても大丈夫だ。
ビデオカードのサイズに注意
ビデオカードのサイズというのは、長さと高さ、そして厚みのことを指している。小さいカードは、どんなパソコンにも適合し、逆に大きくなると制約も大きくなる。
ビデオカードの性能
次に気にしたいのが、ビデオカードの性能だ。各ビデオカードのパフォーマンスについては次頁以降で詳しく紹介するが、ざっくりとしたクラス分けをすると以下のようになる。
・8000円以下:軽いオンラインゲームならOK。最新ゲームは厳しい
・1万2000円以下:オンラインゲームが問題なくプレイ可能
・2万5000円以下:最新ゲームが、1680×1050ドットでプレイできる
・2万5000円超:最新ゲームが、1920×1200ドットでプレイできる
つまり価格が高いほど、高性能と思って間違いない。予算があるなら2万円前後の製品を買っておけば、ビデオカードの性能不足で泣くことは減ると思われる。
が、そこにはまた別の落とし穴が待っていたりする。
(次ページへ続く)
この連載の記事
-
第5回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【電源&PCケース編】 -
第4回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【メモリ&HDD編】 -
第2回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【マザーボード編】 -
第1回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【CPU編】 -
第-1回
PCパーツ
アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009 - この連載の一覧へ