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西田 宗千佳のBeyond the Mobile 第110回

フルHD版「XPS 13」はお買い得ウルトラブック!?

2013年02月21日 12時00分更新

文● 西田 宗千佳

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 今回試用するのは、デルのUltrabook「New XPS 13」だ。いくつかのモデルが用意されているが、特に中でも、フルHD(1920×1080ドット)のパネルを採用した上位モデル「New XPS 13 プラチナ・フルHD液晶」を採り上げたい。Windows 8以降、PCでも解像度向上がより求められるようになっており、この製品はその条件を満たしている。Ultrabookとしてどのくらいの実力を備えているのか? そして、フルHD・13インチの威力はどのくらいなのだろう? 改めてテストしてみた。

「New XPS 13 プラチナ・フルHD液晶」

試用機の主なスペック
製品名 New XPS 13 プラチナ・フルHD液晶
直販価格 12万9980円から(キャンペーン価格/2013年2月19日現在)
CPU Intel Core i7-3537U(2GHz)
メインメモリー 8GB DDR3L 1600MHz
ディスプレー(最大解像度) 13.3型ワイド IPS液晶(1920×1080ドット/輝度350ニット)、Gorilla Glass、LEDバックライト
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵)
ストレージ 256GB SSD
インターフェース Mini DisplayPort端子、 USB 3.0端子、USB 3.0端子(Power Share)、Bluetooth 4.0、130万画素ウェブカメラ
本体サイズ/重量 幅205×奥行き316×高さ6〜18mm/約1.36kg(最小構成時)

薄型/高品質で満足度は高い

 まずは、New XPS 13の概要を確認するところから始めよう。New XPS 13は、デルの個人向けUltrabookだ。元々はWindows 7搭載で発売開始されたものだが、現在はもちろん、Windows 8世代の製品として販売されている。

 名称で分かるように、ディスプレーサイズは13インチ。縦横比は16:9だ。何より、ボディが薄型でスタイリッシュであり、とても目立つ。Ultrabookらしいくさび形・薄さ強調タイプなのだが、全体の作りがしっかりしていて、高級感が高い。背面の排気口などがきれいにデザインされているのはもちろんだが、ブランド名やWindows/Intelなどのロゴも底面の「銘板」に配置されていて、デザインの一部になっている。実際のシールは銘板の下に隠れるように貼られていて、邪魔にならない。パームレストなどに貼られることの多いロゴシールも、ごく最小限のものに抑えられている。

New XPS 13の天板。アルミ製で、DELLのロゴのみが目立つシンプルな構成

New XPS 13の底面。中央に「銘板」があり、この裏にはWindowsのライセンス証書や、その他細かなライセンスロゴがすり込まれている

 底面はカーボンファイバーで、天板はアルミと、素材が使い分けられているのも、デザイン面のアクセントにつながっている。これらの素材の選択は、強度について配慮した部分でもある。ディスプレーのカバーガラスは、スマートフォンやテレビに採用され、強度では定評のあるCorning社の強化ガラス「Gollira Glass」だ。ひねり強度だけでなく、傷に対する対策という面でも安心感は高い。

 特にモバイルPCは、閉じて持ち歩く機会が多いため、キートップと液晶が接触し、長く使っているうちに傷につながることが少なくない。強化ガラスを使った関係上、そういった部分では安心だ。他方、素材の関係から、ディスプレー面の「テカり」はかなり強く、照明との位置関係によっては気になるかもしれない。

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