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山谷剛史の「中国IT小話」 第41回

数字で知る、中国人の愛国心

2009年03月12日 10時00分更新

文● 山谷剛史

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聖火リレーの署名には816万人が参加


 最も多くの中国人が「対外国」で手を取り合ったのが、チベット問題に関連した、昨年の聖火リレー妨害行為に対する動きだろうか。

 こちらは816万人が新浪で署名している。この数字がその当時の中国の愛国的なネチズンの数だろう(現在ではさらにネット人口が数千万人単位で増えている)。ちなみに掲示板の書込み数はなんと210万9000。とんでもない数である。

多くの中国人を動かした「チベット&聖火リレー」の結束ページ

 もちろん、書込みをしない利用者も多数いるはずだ。しかしそれは残念ながら計量する術がない。申し訳ないが「アクションを起こしたネチズンは816万人」という前提のみで話を進めたい。

 では、この816万人という数字は割合でいうとどの程度か。すなわちネットでニュースを見る人間の何割、ないしは何厘がネットで自身の愛国を訴えるのか、それを次ページでは考えてみたい。

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