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Netbook&UMPC 弱点克服・虎の巻 第1回

容量不足を救え! Eee PCスタートアップ術(前編)

2008年10月14日 09時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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弱点を克服だ!

「安いから仕方ない」とあきらめるのはまだ早い! あの手この手でNetbookを徹底的に鍛え上げて、自分好みの快適な環境を作り上げるのだ

 ここ1年ほどパソコン業界において最もホットな話題と言えば、一連の「Netbook」だろう。新品で5万円を割るものもあるという激安価格と、一般的なA4ノートパソコンより小型な本体が特徴で、その名の通り、ウェブブラウズやメールチェックなどネットを活用するには十分な仕様だ。

 現在では、ASUSの「Eee PC」シリーズやAcerの「Aspire One」、デルの「Inspiron mini 9」など、メーカーごとに特徴が分かれた製品がいくつか登場している。ただ、どの製品も完璧というわけではなく、より快適に使うためには、Windowsを設定し直したり、Netbookに合ったソフトや周辺アイテムを揃えておくのがベターだ。

 本特集では、そんなNetbookを使う上で知っておくと便利なノウハウをまとめていく。初回は、特にEee PCシリーズやInspiron mini 9でよく言われる「ディスク容量不足をどうするか」について取り上げよう。



正直、Cドライブが4GBは辛い……


Eee PC 901-X

お持ち帰りした「Eee PC 901-X」

 不意に立ちよった家電量販店でパソコンコーナーを眺めていたら、なぜかNetbookを「お持ち帰り」してしまった……。

 Netbook人気が続く現在、そんな不思議な経験をしている人が増えているらしい(本当か!?)。筆者も思わず「Eee PC 901-X」を衝動買いした一人だ。

 購入後は、YouTubeやニコニコ動画を見たり、会社のメールを出先で受け取ってみたりと使い倒していた。そうして思ったのは「5万円台で、ここまで使えるなら十分じゃん!」ということ。ただ、あれこれ楽しんでいるうちに、すぐにディスク容量が足りなさ過ぎる!という危機に直面した。

 Eee PC 901-Xは内蔵ディスクとして合計12GBのSSDを搭載している。Windows XPをインストールしたCドライブが4GB、書類などの保存などに使うDドライブが8GB──というのは、買う前から分かっていたこと。しかし、普通のマシンと同じ感覚でアプリケーションを組み込んで使っていたら、こんなに早くディスクの空き領域が尽きるとは……。

 ということで、ディスク領域が少ない弱点をフォローすべく、Windowsを再インストールして、自分好みの環境を構築してみることにした。


目次


なぜEee PCを選んだのか?

 ディスク容量を気にするなら、Aspire OneやMSIの「U100」など、HDD搭載タイプのNetbookを選ぶ手もあった。それでも筆者がEee PCを選んだのは、SSDのほうが起動やスリープからの復帰が速かったから。これから行く場所の地図や欲しいグッズの価格情報などを調べたくなった際、マシンがなかなか起動せずにイライラするのを避けたかったのだ。

 そのほか「映り込みが少ないノングレア液晶パネルを採用」「バッテリー駆動時間が最も長かった」という点も加味してEee PCを選んでいる。

ミニパソ

ちなみに筆者はミニパソ好きで、過去にも「LOOX P70R」(当時24万円)や「VAIO type U PCG-U101」(当時16万円)などを買ってきた。それらに比べたら、Netbookはずいぶんと安くなったものだ……

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