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Eee PC S101、動画で見る起動の速さ

2008年10月17日 17時30分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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Eee PC S101

Eee PC S101

 台湾アスーステック・コンピューターが7日に発表した「Eee PC S101」(関連記事)。その魅力は薄型でスタイリッシュなデザインだけでなく、実は性能面にもある。

 中でも興味深いのは、アスースが「Xpress Path」と呼ぶ起動高速化技術だ。記者発表会の会場で日本発売モデルの「Eee PC 901-X」と起動時間を比較した動画を撮影したので、まずはご覧あれ。


S101と901-Xの起動比較

 インストールされているアプリが異なるため、厳密な比較ではないが、動画のタイムラインにおいてデスクトップが表示された時間はS101が23秒、901-Xが33秒とS101のほうが速い。アスース・ジャパンによれば、Xpress Pathの仕組みは、

  1. BIOSの設定を変更(ブートブースターをオンにする)
  2. SSDをコントロールするICの変更(SSDの読み込み・書き込みを高速化)

 という2つの要素で構成されているとのこと。

 ブートブースターは従来からBIOSに用意されていた項目で、これをオフにすると起動直後に現れるBIOS画面(ASUSロゴ)が表示されなくなる。SSDコントローラーは、901-Xなどは2チャンネルでデータをやり取りしていたが、S101では4チャンネルと2倍に強化された。

ブートブースター

901-XのBISOでブートブースターの項目を表示したところ

 S101の日本での発売は未定となっているが、このSSDコントローラーの強化がどこまで体感速度の向上に貢献しているか、実機が手に入り次第検証してみたい。


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