今回の話題はSH906iの広角カメラ。
ケータイのカメラについては過去にもCybershotケータイ(関連記事)でもご紹介しているが、この端末のカメラで写真を撮ってみると、僕が2004年にデジタル一眼レフを持った時のことを思い出した。
SH906iのカメラは豪勢だ。5.2メガピクセルオートフォーカス付きの基本スペックに、6軸手ブレ補正、被写体ブレ補正、顔検出機能、パノラマ撮影機能と、多彩なシーンモードを備える。スペックを見ると、コンパクトデジタルカメラに比べても遜色ないことがよくわかる。
これに加えて、ケータイならではの機能として、撮影した写真をすぐにメールやブログにアップロードすることもできるし、撮影した画像からデコメ絵文字を作成してメールに使うことも可能。ちょっと写真にこだわりたいユーザーも納得のスペックだ。
もしSH906iと共にデジタルカメラを持つとしたら、もはや一眼レフカメラ以外に選択肢が残されていないのではないか。それぐらいの充実度を誇るカメラ機能なのである。
しかしこのカメラで僕が一番着目しているのは、充実した撮影機能ではなく、29mm相当(35mmフィルムカメラ換算)のレンズを搭載している点だ。ズームはできなくてもいい。広角のカメラがポイントなのだ。このケータイで写真に興味を持つと、一眼レフカメラを持った時にはすぐにいい写真が撮れるようになるかもしれない。
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