ニコニコムービーメーカー
現在提供されている、無料版のアップデートは以下のとおり(関連記事)。
- 「@BGM」の動画作成に対応
- 544×55ドットという「ニコ割サイズ」の動画作成が可能に
- swfファイルの投稿
- ニコ動内の動画コンテスト「国際ニコニコ映画祭」への投稿
- 文章を音声化する「ニコニコスピーチ」の追加
「ニコニコスピーチ」は、いわゆる「Text to Speech」機能だ。ひろゆき氏は、その用途について「ボーカロイドは歌を歌うソフトで、しゃべらせるのが難しい。文章を入れたら普通に喋る機能を付けたら使うんじゃないかと思って用意しました。『動画でナレーションを入れたいな』と思っていた人たちが、文章を流し込むだけでできるようになる」と解説する。
「ai sp@ce」とのコラボレーション
2008年夏オープン予定の3Dバーチャルワールド「ai sp@ce」(アイスペース)内で、ニコ動が視聴できるようになる。アイスペースの利用は無料。ユーザーが利用するアバターは、「CLANNAD」「SHUFFLE!」「DCⅡ ~ダ・カーポⅡ~」といった、美少女ゲームのキャラクターだという。
ちなみに観客から「セカンドライフは、流行ってないぞー」とのヤジが飛ぶと、夏野氏は「こっちは流行るよ。だって可愛いもん」と即答していた。
「Suicommi Underground」とのコラボレーション
前編でも写真で紹介した、原宿のブランド「Suicommi Underground」とのコラボレーションにも触れられた。会場では、ひろゆき氏や、ニコニコ動画の基礎を作った開発者、戀塚(こいづか)昭彦氏などがファッションモデルとなってPR写真を撮られる様がビデオで紹介された(関連リンク)。
ひろゆき氏は、撮影までの経緯を「僕、これが本当に嫌で断ってたんですよ。でも、戀塚さんにも頼むって言ってたときに『さすがに戀塚さんは断るだろう』と思って、『彼がやるならやりますよ』と言ってしまった。そしたら次の日に、戀塚さんが『あ、やりますよ』って(笑)」と語る。
周りのオジサンを「ニコ厨」に
以上のような話を解説したあと、夏野氏は最後に「全国の『ニコ厨』(ニコニコのヘビーユーザー)を救うために、僕はドワンゴの黒字化に邁進します」と強調し、こう絞めた。
夏野 ドワンゴが最も弱いエリアは、既存の大企業やテレビ局の「オッサン」と会話をしていくことろだと思うんです。そういう方を一人でも「ニコ厨」にすることが、僕のミッション。ニコ厨にしてしまえばこっちのもんですから。皆さんもまわりのおじさんをニコ厨にして、これからもニコニコ動画をよろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。
ニコニコ動画は、2008年秋に新バージョンである「ニコニコ動画(ββ)」(ダブルベータ)が登場するという(ニコ動へのリンク)。その際、ニコニコ大会議が開かれれば、また夏野氏とひろゆき氏の掛け合いが見られるはず。一見の価値ありなので、ニコニコユーザーはぜひイベントに申し込んで、体験してみるといいだろう。
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