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2008年05月08日更新

生き残れるエンジニアについて

小飼 弾が語る! 「手に職」と「天職」の間には

文●小飼 弾

小飼弾氏

去る3月11日、平田大治氏の司会で、「Ruby」の開発者として知られるまつもとゆきひろ氏と、ディーエイエヌ代表取締役でブロガーとしても人気の小飼 弾氏との対談イベント「エンジニア進化論(パソナテック主催)」が開催されました。今回は、小飼 弾氏に同イベント会場で話題になった「生き残れるエンジニアとは」について、さらに深めるかたちでご執筆いただきました。(アスキーネタ帳編集部)

 

“Ruby三傑”と私の「生き残れるエンジニア」についての共通意見

 パソナテック主催のイベント「エンジニア進化論」から早一月。ここで改めて対談の主題でもあった「生き残れるエンジニアとは」について、私なりの考えを紹介したいと思います。

(すでにレポートがいくつかのウェブサイトに上がっています) http://blog.pasonatech.co.jp/mitani/104/6550.htmln http://www.atmarkit.co.jp/news/200803/13/survive.html http://ascii.jp/elem/000/000/116/116313/

 ではまず、このテーマに関係する自著の宣伝を少しさせて下さい。

小飼弾氏著書著者:小飼弾
出版社:技術評論社
価格:¥1554 (税込)
ISBN-13:978-4774134529

 本書には、Ruby on Rails の開発者 David Heinemeier Hansson (以下、DHH)と、それを広めたEvangelist (伝道師) Dave Thomas のインタビューが載っています。これに先のイベントに出席したMatzさんの意見を加えれば、プログラミング言語Rubyに関わる仕事がすべてカバーされることになります。そして「生き残れるエンジニアには何が必要なのか」という主題に関する答えも、この三者の共通項をくくり出すことで、下記わずか2点に絞ることができたのです。

●生き残れるエンジニアに必要なこと

1. 自分は他者とは異なること
2. そのことを、他者にも分かるよう伝えていること

 まず、1.は今や「言うまでもなく」知られていると思います。先のイベントにおいてMatzさん自身も下記のように言っていました。

Matz:交換不可能な人となるためには、(自分の)希少価値を増やして差別化が必要である。

 しかし、問題はどうやって自分の「希少価値」を増やし、他のエンジニアと「差別化」した上で「交換不可能な人」となるか、でしょう。そこで必要なになるのが、2.の「そのことを、他者にも分かるよう伝えていること」なのです。私自身は(イベントでは)「差別化するだけではお金にはならないので、それを分かりやすく他の人に伝えられることも必要である」と述べました。

 実証として、上記の「Ruby三傑(DHH、Dave Thomas、Matzさん)」は、いずれも「伝える」ことを単なる心構えではなく、下記のように日々実践しています。

DHH:我々は実行しているだけではなくて、ずっと世に問い続けている。実際「Getting Real」というPDFも出版しています。

Dave Thomas:まず1つ大事なのは、出版社の役割。かつては、出版物の配布がすごく重要だったんですけど、それはインターネットによって根底から変わりました。

 また、Matzさん自身も「Matzにっき」を使って“伝えること”に力を注いでいます。

Matzにっき

で、そしてこの私も

404 Blog Not Found

で不特定多数の人に、自分がどう読者と異なるのかを発信し続けています。

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