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2008年07月28日更新

イベントレポート

IT業界で10年泥のように働いてませんよ

文●稲垣章(大空出版)

5月28日に開催されたイベント「IPAX2008」での発言がWebで話題を集めた。話題の中心は、伊藤忠商事取締役会長である丹羽宇一郎氏のコメント「入社し最初の10年は泥のように働いてもらう」に対して、「IT業界は本当に泥のように働かされるのか?」といったものだ。これに対する1つの回答となるコンファレンス『「IT企業はほんとに泥のように働かされるのか」─ナナロク世代がお答えします─』が、7月12日に東京大学にて開催された。

10年泥 10年泥
会場となった、東京大学本郷キャンパス工学部2号館「電気系会議室5」には、多くの学生や若手エンジニア、ベンチャー経営者が集まった。また、コンファレンスはUstreamで中継された

IT業界は見えにくい……自作の俯瞰図で岩佐氏が説明

岩佐氏作のITギョーカイ俯瞰図
左から、今回のパネリストの大谷氏(ソニー)、加藤氏(NTTコムウェア)、司会進行の岩佐氏(Cerevo)

 コンファレンス『「IT企業はほんとに泥のように働かされるのか」─ナナロク世代がお答えします─』は、主催を東京大学大学院情報理工学系研究科の河原圭博氏、司会進行を(株)Crevoの岩佐琢磨氏が担当。パネリストとして、NTTコムウェア(株)の加藤篤延氏、ソニー(株)の大谷陽明氏、日本オラクル(株)の柴田竜典氏、ウノウ(株)(ITサービスベンチャー)の尾藤正人氏が参加し、「IT業界は本当に泥のように働かされるのか?」など、IT業界の実態を“ナナロク世代”が“ハチロク世代”に伝えるという趣旨で行なわれた。パネリストは「個人参加である」と前置きし、語られた。

 最初に、「IPAX2008」で学生から上がった「IT業界はイメージが見えにくい」という問題に対して、岩佐氏が「ITギョーカイ俯瞰図」という自作の図で、IT業界を「製造業(メーカー)」「サービス」「ITソフトウェアベンダー」「SI(システムインテグレーター)」の4つに大別し、その関係性を説明した。この4つの種類が、ちょうど今回のパネリスト4人が属する職種ということで、具体的なイメージを持ちやすいように、パネリスト各々が自己紹介を兼ねて自分たちの仕事内容を説明した。

(次ページ、「IT業界、パネリストの説明」へ続く)

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