イー・モバイル(株)は28日、電話サービスの運用を開始した。
同社は2007年3月にデータ通信端末で携帯電話市場に参入し、今年の2月25日に電話サービスの展開を発表(関連記事)。HTC製のスマートフォン「EMONSTER S11HT」と、(株)東芝の折りたたみ型端末「H11T」といった2機種を使って、本日から通話やデータ通信ができるようになる。
同社代表取締役会長兼CEOの千本倖生氏は、「これまでわれわれのサービスはパケット通信だけというやや限定されたサービス会社というイメージがあったが、本日を持って電話のサービスも含めて、総合ケータイ通信会社になった」と語る。
イー・モバイルは通話エリアが他のケータイ事業者に比べて狭いが、このことについては「もともとの計画のスピードをはるかに超える勢いで、人口カバー率を上げている。現在は全国で70%を達成しており、特に、東京、名古屋、大阪といった大都市圏については95%を超える。6月には全国で75%に達する予定だ」とコメントした。
なお、編集部ではイー・モバイルの電話端末を入手し、検証が終わり次第、レビューを掲載する予定だ。