(社)電気通信事業者協会(TCA)は7日、2007年11月末の携帯電話機・PHSの契約数を発表した。純増数の順位はソフトバンクモバイル(株)、KDDIグループ、NTTドコモグループとなり、前月や前々月と変わらなかった。
11月末時点の全体の携帯電話契約数は30万5100件増の9997万200件で、合計1億件まであと2万8000件となった。12月は需要期という点や、11月末から各キャリアーから携帯電話機の新製品が発売されていることもあり、今月中に1億件を超えている可能性がある。また、同様に12月の純増数は11月よりも伸びるだろう。
それぞれの純増契約数をみると、純増1位のソフトバンクモバイルが19万1600件増の1740万2700件。KDDIグループ全体では6万5400件増の2941万6200件。内訳はauが10万7200件増の2901万7300件、ツーカーが4万1900件減の39万9000件。NTTドコモグループは4万8200件増の5302万9000件となった。
システム別では、純増数以上に通信方式のシフトが見られる。NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)は56万2500件増加して4136万800件、ソフトバンクのW-CDMA方式は42万6300件増の1178万1300件。auの第3世代方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は11万9300件増の2854万2400件となった。
PHSについては前月に続き、ウィルコムグループが純減となった。減少数は2万1600件で、サービス終了が決まっているNTTドコモグループは3万4700件減。PHS全体では5万6300件の減少となり、累計では485万2600件となった。
携帯電話の事業者別契約数(2007年11月末)
- 全事業者合計
- 9997万0200件(30万5100件増)
- NTTドコモグループ
- 5302万9000件(4万8200件増)
- auグループ
- 2901万7300件(10万7200件増)
- ツーカー
- 39万9000件(4万1900件減)
- KDDIグループ合計
- 2941万6200件(6万5400件増)
- ソフトバンクモバイル
- 1740万2700件(19万1600件増)
- イー・モバイル
- 12万2300件(9月末現在)
システム別
- W-CDMA/NTTドコモグループ
- 4136万0800件(56万2500件増)
- W-CDMA/ソフトバンクモバイル
- 1178万1300件(42万6300件増)
- CDMA2000 1X/au
- 2854万2400件(11万9300件増)
- PDC合計
- 1768万8600件(79万0800件減)
- PDC/NTTドコモグループ
- 1166万8200件(51万4300件減)
- PDC/ソフトバンクモバイル
- 562万1400件(23万4700件減)
- PDC/ツーカーグループ
- 39万9000件(4万1900件減)
- cdmaOne
- 47万4900件(1万2000件減)
PHSの事業者別契約数(2007年6月末)
- 全事業者合計
- 485万2600件(5万6300件減)
- ウィルコムグループ
- 460万800件(2万1600件減)
- NTTドコモグループ
- 25万1800件(3万4700件減)