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ソフトバンクモバイルが純増数でKDDIグループを上回る

TCA、2007年5月末の携帯電話契約数を発表

2007年06月07日 22時30分更新

文● 永島和夫

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(社)電気通信事業者協会(TCA)は7日、2007年5月末の携帯電話機・PHSの契約数を発表した。5月はソフトバンクモバイル(株)が特に好調で、純増数がauとツーカーを合わせたKDDI(株)グループを上回っている。(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモに対しても約2倍の増加数となった。

純増契約数をグループ別にみると、ソフトバンクモバイルが16万2400件増の1623万4500件。auが22万1600件増の2790万2000件、ツーカーは8万3100件減の67万4200件で、auとツーカーを合わせたKDDIグループ全体では13万8500件増となる。(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモグループは8万2700件増の5276万9600件。

4月に比べて5月は全体の純増数が落ちているが、ソフトバンクモバイルだけは4月とほぼ同じ純増数を保った。ブランド別ではauグループが1位だが、ツーカーの利用者をau携帯電話に移行させる措置を実施しており、auとツーカーはKDDIグループ一体として考えられることから、実質的にはソフトバンクモバイルが5月の純増トップと見てもいいと思われる。

ソフトバンクモバイルの純増数を地域別に見ると、東京エリア(首都圏)の増加ペースが特に高く9万5100件増。全国的に利用者が増えているauと比べると、地域ごとに人気にムラがあるようだ。

システム別にみると、NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)が69万700件増の3712万1800件、auの第3世代方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は、23万6700件増の2733万6000件、ソフトバンクモバイルは、W-CDMA方式が47万600件増の869万800件となった。

PHSについては、(株)ウィルコムグループが3万6100件増の累計462万5800件と増加、今年秋にサービス終了を予定しているNTTドコモグループは、2万8100件減の40万2400件となった。

携帯電話の事業者別契約数(2007年5月末)

全事業者合計
9758万0300件(38万3500件増)
NTTドコモグループ
5276万9600件(8万2700件増)
auグループ
2790万2000件(22万1600件増)
ツーカー
67万4200件(8万3100件減)
KDDIグループ合計
2857万6200件(13万8500件増)
ソフトバンクモバイル
1623万4500件(16万2400件増)

システム別

W-CDMA/NTTドコモグループ
3712万1800件(69万0700件増)
W-CDMA/ソフトバンクモバイル
869万0800件(47万0600件増)
CDMA2000 1X/au
2733万6000件(23万6700件増)


PDC合計
2386万5800件(99万9200件減)
PDC/NTTドコモグループ
1564万7900件(60万7900件減)
PDC/ソフトバンクモバイル
754万3700件(30万8200件減)
PDC/ツーカーグループ
67万4200件(8万3100件減)
cdmaOne
56万6000件(1万5100件減)

PHSの事業者別契約数(2007年5月末)

全事業者合計
502万8200件(8000件増)
ウィルコムグループ
462万5800件(3万6100件増)
NTTドコモグループ
40万240件(2万8100件減)

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