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ソフトバンクモバイルがグループ別純増1位を維持

TCA、2007年7月の携帯電話契約数を発表

2007年08月07日 18時47分更新

文● 永島和夫

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(社)電気通信事業者協会(TCA)は7日、2007年7月末の携帯電話機・PHSの契約数を発表した。3ヵ月連続でソフトバンクモバイル(株)が純増1位、au単体ではソフトバンクモバイルを上回ったものの、ツーカーを含めるとKDDI(株)グループが2位、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモグループは3位となった。

純増契約数をみると、ソフトバンクモバイルが22万4800件増1666万5300件。auが23万4600件増2834万4300件、ツーカーは4万3400件減55万6300件で、auとツーカーを合わせたKDDIグループ全体では19万1200件増2890万600件となった。NTTドコモグループは8万1400件増5292万7100件

3ヵ月連続で純増1位となるなど、ソフトバンクモバイルの健闘が目立つ。NTTドコモ、auともに新機種の廉売などで対抗しているが、ソフトバンクモバイルの勢いには及ばなかったと思われる。

なお、NTTドコモは6月度より、“2in1”は回線数として計上しなくなったが、7月の2in1の増加数は4万7600件だという。また、イー・モバイル(株)は四半期ごとの発表で、今回は発表はなかったが、全事業者合計には前回発表の6万200件が加えられている。

システム別にみると、NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)が79万5200件増3864万9500件、auの第3世代方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は、25万600件増2780万8700件、ソフトバンクモバイルは、W-CDMA方式が63万4700件増985万2600件で、まもなく1000万件の大台超えが確実となった。

PHSについては(株)ウィルコムグループが1万1300件増の累計465万9100件と増加した。NTTドコモグループは2万1400件減35万2600件。全体で1万100件の減少と、再び500万件を切りそうな状態だが、9月よりNTTドコモのPHSからウィルコムへの同番移行が可能となるため(関連記事)、全体の減少に歯止めがかかることも期待できる。

携帯電話の事業者別契約数(2007年7月末)

全事業者合計
9855万3200件(49万7400件増)
NTTドコモグループ
5292万7100件(8万1400件増)
auグループ
2834万4300件(23万4600件増)
ツーカー
55万6300件(4万3400件減)
KDDIグループ合計
2890万600件(19万1200件増)
ソフトバンクモバイル
1666万5300件(22万4800件増)
イー・モバイル
6万200件(今回発表なし、数字は6月末時点のもの)


システム別

W-CDMA/NTTドコモグループ
3864万9500件(79万5200件増)
W-CDMA/ソフトバンクモバイル
985万2600件(63万4700件増)
CDMA2000 1X/au
2780万8700件(25万600件増)


PDC合計
2164万6600件(116万7100件減)
PDC/NTTドコモグループ
1427万7600件(71万3800件減)
PDC/ソフトバンクモバイル
681万2700件(40万9900件減)
PDC/ツーカーグループ
55万6300件(4万3400件減)
cdmaOne
53万5600件(1万6000件減)

PHSの事業者別契約数(2007年7月末)

全事業者合計
501万1700件(1万100件減)
ウィルコムグループ
465万9100件(1万1300件増)
NTTドコモグループ
35万2600件(2万1400件減)

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