2007年09月13日更新
ピアーズは立ち上がってから今年で7年目。会社を存続させるためには、前述のような起業前からの知り合いだけでなく、新規のお客さんももちろん必要だろう。村松さんはどのように動いてきたのだろうか。
「最初の仕事を請けるときに気にかけているのはインパクト。分かりやすくたとえると、10ページの報告書を1週間でお願いしますと言われたら、3日間で15ページ仕上げるというようなことです。相手の期待しているレベルより上の仕事をすることで、『できる!』と思ってもらえます。そう思ってもらえれば、次の仕事につながりますね」
この際、ポイントは「相手の期待値を測ること」と「それより上のレベルにする」ということ。実現できない目標を設定するわけにはいかないので、あまり高く設定しないことも必要だ。また村松さんは、起業後は顧客の拡大も重要だが、同業者同士の横のつながりが存続のキーだと言う。
「同じくプロジェクトマネジメント業務を行なっている会社と仲良くするというのが大切です。というのも、自分のところではすぐに手一杯になってしまう。そこで依頼に対して「できません」で終わってしまうと、そのお客とのつながりはそこで終わりです。でも、同業者に仕事を依頼できれば、お客とのつながりも続きます。同業者はライバルではなく、連携して協力し合えるパートナーなのです」
プロジェクトマネージャーの認知度は今後さらに高まっていき、必要とされるようになる。村松さんは、だからこそ競争して食い合うのではなく協力が大切で、またそれがプロジェクトマネージャー職全体の活性化につながると考えるのだそうだ。村松さんは現在そのために、フリーのプロジェクトマネージャーや小規模のプロジェクトマネジメント・コンサルタント会社が、互いにスムーズな連携を取り合えるコミュニティを作り始めている。プロジェクトマネージャーとして独立を考えている人にも間口が開いているとのことなので、興味がある人はコンタクトしてみるといいだろう。