2007年08月03日更新
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株式会社エスアイイー
代表取締役 藤正幸さん(30才)
接客サービス業に就いていた藤正幸さんは、自宅にPCを持たずしてオラクル マスター シルバー(オラクル9i データベース)、シスコ技術者認定 CCNAの資格を取得。その後、システムエンジニアとして外資系企業で働き2004年に独立した。企業として利益を得ることは大切だが、それ以上に人を育てることが大切であると考え、教育事業にも力を入れている。計画的な起業ではないが、生きていくためという切実で明確な目的があったらこそ現在がある。ITスキルゼロからIT企業を設立したノウハウと、起業する上での心構えなどを聞いた。
| 起業までの道のり | |
|---|---|
| 1995年 | 接客サービス業に就く |
| 2001年 | 一念発起しオラクル マスター シルバー(オラクル9i データベース)、シスコ技術者認定 CCNAの資格を取得 |
| 2001年 | 大手システム開発会社に入社、同時期にエンジニア養成スクールで講師を始める |
| 2004年 | 株式会社エスアイイー(SIE)を設立する |
藤さんは、IT業界に入る前は、まったく関係のない接客サービス業界で働いていた。特にITに憧れや興味を抱いていたわけでもなかったという。当時は、サーバー管理者がどんな仕事かさえも分かっていなかったそうだ。職探しをする中で、ともかくお金が必要だと考えていた藤さんは、高給与な仕事先を探したのだという。そのような中、求人誌に複数のサーバー管理者募集の記事が掲載されていたことから業界が人材不足であることや、比較的給与が高いことを知り、サーバ管理者になることを決意したのだ。しかし、それは結局上手くいかなかったという。
「当時接客サービス業をしていた職場の先輩から、データベースのエンジニアは待遇がよく、オラクルマスターという資格を取るといいというアドバイスをもらいました。そこで、さっそく私は参考書を購入し、独学でオラクル マスター シルバーの資格を取得したのです。ところが、その後実際に面接の問い合わせをして話を聞いてみると、オラクルマスター シルバーの資格だけあったとしても未経験では仕事がないと言われてしまいました。しかし、CCNAというネットワークエンジニア向け資格があると採用の可能性が上がるという話を併せ聞いた私は、『その資格もあります』と採用されたいばかりにウソをついたのです。それからそのウソを本当にするためにCCNAを猛勉強。結果、2週間後に受験して合格しました。実は当時、私はパソコンさえ持っていませんでしたが、ITの世界で食べていくことを決心して、とにかく本当に必死に約1.5カ月という短期で資格を2つ取得したのです。それは2つの資格を『生きていくために絶対必要なもの』と考えたからできたのでしょうね」