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週替わりギークス第107回

最初は適度に距離がある人を相手にするといいかも?

副業でおすすめするのは「どんな小さいことにも値付けする」こと

2019年01月15日 17時00分更新

文● 正能茉優

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 皆さん、こんにちは。ハピキラFACTORY&ソニーで働く「パラキャリ女子」の正能茉優(しょうのうまゆ)です。

 この連載では、副業解禁が進むこのご時世、企業や組織に関係なく「個人」という単位で副業やパラレルキャリアを実現する方法を、アプリやサービスを使って検証してきました。

 でも、その検証が「お小遣い稼ぎ(しかも、そんなに稼げない)」に変わってしまい、あまりに楽しくなかったため(笑)、前回から心機一転、副業の醍醐味でもある「ベースになる本業をしながら、好きなこと“も”仕事にする方法」を探っています!

 私はよく講演やイベントで「好きなこと“も”仕事にできるのが副業の楽しいところです」というお話をするのですが、「そんなことを言っても、どうやって好きなことを仕事にするの? それって趣味と何が違うの?」と聞かれることもしばしば。でも、前回も書いたように、好きなことを仕事にする方法って、実はすごくシンプルなんです。ポイントは2つ。

「やりたいことを仕事に」2つのポイント

1.やりたいことをHowで捉えて、それが苦手な場所・人に提供すること
2.自分のできる規模感で始めること

世界を変えるのは孫正義さんにお願いするとして

 趣味と仕事を分ける大きなポイントは、自分のやりたいことをWhatで捉えるかHowで捉えるかの違い。好きなことをWhatで捉えた場合、ただの趣味になってしまいますが、Howで捉えれば、Howができなくて困っている人に向けて、Howを提供することが仕事になります。

 「そもそも、やりたいことがわからない」という人もたくさんいるでしょう。でも、やりたいことなんて、あくまでも結果論。私もある日突然「地方のものを可愛くして、地方を元気にしたい!」という欲求が振ってくるはずもなく、明確に「いやだ」と思うこと以外のすべてのことに取り組んでいました。その結果、「地方」という1つの軸が見えてきたというのが正直なところです。新しい「やりたいこと」が明確にない場合は、まずは会社員の仕事をHowで捉えてみるのもいいかもしれません。

 「それでもなかなか勇気が出ない……」という人にオススメなのは、自分が無理なく始められる規模感で始めること。世界を変えるのは孫正義さんやビル・ゲイツさんにお任せして、私たちのような普通の人は、無理なくストレスのない規模感でやればいいんだと私は思っています。ただし、ここで「副業」として進化させるために気をつけたいのは、どんなに小さなことでも、自分の行為にきちんと「値付け」をしてみること。

 皆さんは、自分の行為や時間に値付けをしたことって、ありますか? 私は自分の名前で仕事を始めるようになるまで、その経験がありませんでした。

 自分の行為を仕事にしようとすると、「いくらでお受けできます」という金額は自分で決める必要があります。これがなかなか難しい。「後輩の子供の写真を撮って1万円もらう」とか「知り合いの名刺のデザインをして2万円もらう」とか、どんなに小さなことでもいいから、自分の行為に値付けをしてみるのが大事だなあと思います。人にお金をせびっているようで、大きな違和感がありますが、そもそも仕事なので、ここを超えられない限り「好きなことを仕事にする」ことはかないません。

 それでも私の場合は抵抗があったので、「売れた分の○パーセントをマージンとしていただく」というマージン制でお願いしていました。自分の行為がお金に結びついているときのみ金銭が発生するので、お願いがしやすいかもしれません。距離が近い人にはつい「いいよ、いいよ」と言ってしまうので、最初は適度に距離がある人とやってみるのもポイントです(笑)。

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