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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第32回

【今月の自作PCレシピ】究極ゲーミングPCは約42.5万円

2018年12月01日 15時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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i9-9900Kを安定動作させるために!

 8コア16スレッド、最大5GHz動作となる「Core i9-9900K」を安定動作させるのに大事なマザーボードには、10+1+1フェーズの電源回路に、8+4ピン構成のCPU補助電源を備えるMSI「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」を選択。

 2万台半ばながら、堅牢な電源回路と、そんな電源回路周りをしっかりと冷却する大型ヒートシンクを装備。そのうえ、大型のM.2冷却機能「M.2 Shield FROZR」やド派手なLEDイルミネーションギミックも搭載とコスパ優秀になっている。

電源回路などのスペック面だけでなく、カッコいいカーボン調デザインのヒートシンクやリアカバーも魅力のMSI「MPG Z390 GAMING PRO CARBON」

リアインターフェースのカバーは、一体型でMSIおなじみのドラゴンロゴが描かれている

 そして全コア4.7GHz、2コア5GHzの動作を安定して発揮させられるように、CPUクーラーには、360mmラジエーターを備える簡易水冷クーラーのCorsair「H150i PRO RGB(CW-9060031-WW)」をチョイスしている。CPUの耐性次第では、手動オーバークロックで全コア5GHz動作も狙えるかもしれない。

360mmラジエーターを採用する簡易水冷キットのCorsair「H150i PRO RGB(CW-9060031-WW)」

ウォーターブロック部にLEDを内蔵し、温度にあわせた色変化なども可能だ

「iCUE」でLEDカラーや温度、ファン回転などを一括管理

 PCケースと電源ユニットもCorsairを選択している紅谷さん。これにより、簡易水冷CPUクーラーやPCケース、電源ユニットが搭載しているLEDイルミネーション機能やファン回転数、電圧モニタリングといったことを同社の総合ソフトウェア「iCUE」で、一括して管理できるのがポイントとのことだ。

 PCケースはフロントと両サイドがスモーク強化ガラス仕様で、フロントには3基のRGB LEDファン「LL120 RGB」を装備する「Obsidian 500D RGB SE(CC-9011139-WW)」だ。

PCケースはフロントにRGB LEDファンを備える魅せる系PCケースだ

 税込3万6000円前後と高価だが、3基の「LL120 RGB」に加え、「iCUE」からのファン回転数制御などを可能にする1万1000円前後の「Commander PRO」(CL-9011110-WW)を標準装備しているので、コスパは良好と言える。

フロントと両サイドパネルにスモーク強化ガラスを採用している。スモークタイプは、比較的落ち着いたLED演出になるのがポイントだ

筐体サイズは237(W)×507(H)×500(D) mmと大きめなので、内部スペースも広々している。最大370mmまでのボード長に対応する

裏面スペース。2.5インチと3.5インチを備えるほか、ケーブル隠しのカバーが備わっている

トップやフロントなどに備わっているダストフィルターは簡単に着脱可能。優れたメンテナンス性が備わっている

フロントスペースに360mmラジエーターを搭載できる。今回の構成では「H150i PRO RGB」に付属している120mmファン×2基はトップに取り付けることになる

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