食用油の最高峰
ボスコ エキストラバージン オリーブオイル
ハイエンドな食用油として真っ先に浮かぶであろうオリーブオイル。今回はピュアではなく、エキストラバージンを選んでみた。食用だけでなく、お風呂に少量垂らすことで美肌効果や保湿効果があるため、気合いを入れる必要のあるプレゼン前日にもOKな油だ。また乾燥が気になるシーズンであればオイルパック用の部材としてもいい。
食物油以外でエントリー
モービルワン 0W-20
自動車用の化学合成オイルである。0W-20からもわかるように、粘度はもっとも低いものになる。実売価格は1000gで2000円と高めだが、PCの冷却目的に使用するとした場合、劣化が進む速度はかなり遅そうなので、食用油ではない油を選ぶとしたら、まずコレになるだろうか。
もちろん、酸化するものではあるので、一定期間ごとでのオイル交換は必要になる。また廃棄する際は法令があるので、それに従うことが注意点だ。
テストにはキャノーラ油かベジオイルが無難
結果としては、キャノーラ油とベジオイルが良好な結果になった。テスト用と割り切るのであれば、様子を見るのにちょうどいい油なわけだ。
期待していたエンジンオイルについては、予想以上に温度が高くなったのだが、同オイルは前述のとおり、やや高温の状態にならないとスペック通りの粘度にならない。結果としては十分な冷却性能なので、オイル交換の回数を減らすのであれば、エンジンオイルを選択してみるといいだろう。
結果から、以降のチェックについても予算的な問題を解決しやすいとして、ASCII.jpではキャノーラ油かベジオイルを愛用していく方針だ。
メンテナンスフリーを考えてみるときは、エンジンオイルを選ぶことになるだろう。2月にはCore M搭載のステック型PCの登場が予定されており、これもほどよく沈める対象によさそうである。次回は油のメンテナンスについて語っていこう。
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