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ASCII.jp名物油風呂特集 ― 第3回

「A10-6800K」の油沈に挑戦! みるみる上がる油温に焦る

2016年01月14日 10時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII.jp

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ついにデスクトップマシンを油風呂に!

 筆者も編集も、PCを油に沈めることに抵抗がなくなりつつあり、ジサトラメンバー面々の机の脇にキャノーラ油が転がっているという、実に不思議な状態になっているが、Compute StcikLIVA Coreときて、次はNUCか? と考えていた読者諸君は多いと思う。

 本来はその予定だったが、いきなりAPUにまでジャンプする。検証によさそうなNUCがお高いのと、Skylakeが登場したため新型が出そうなので待ちというわけだ。

 今回使用するのは、AMD製APU「A10-6800K」である。筆者の私物であり、2015年にはキンカンやスティックのりなどCPUグリス以外の検証を耐え抜いたレアな一品だ。

 TDPは100Wであり、膨大な油が必要であるのは検証以前に明白なわけだが、どれくらいの油でどれくらいの温度にまで上昇するのかといったデータが欲しかった。

CPUには、私物の「A10-6800K」を用意

 またTDP 100Wへの対処が分かれば、TDP35W、65WといったCPUに対して算段を立てやすくなる。もちろん、TDP 100Wをなるべくコンパクトにどうこうすることができれば、静かでパワフルな環境の一手段を生み出せるわけだ。

 勘の鋭い読者であれば「そのうち、GPUいくの?」と考えたと思うが、それについても2016年内になんとかしたい。

まずは用意したものをチェック
ありがとうGIGABYTEさん!

 APUは筆者の私物、メモリーや電源、SSDは編集部にあったものを集めたのだが、マザーボードはMicro ATXしかなかった。用意していた水槽にはギリギリ入るが、ケーブル類の接続に問題が生じる可能性が高い。どうしたものかと考えていたところ、編集キタムラがGIGABYTEに電話をかけ始めた。

 GIGABYTE広報「油没ですねっ! 待ってました! すぐ送ります!!」

 とくに何も誇張していないのだが、30秒でやりとりが終了していた。そんなわけで、無事にMini-ITXマザー「GA-F2A88XN-WIFI」を借りられた。返却時はオイルまみれでヌルヌルなのだが、それでも機材提供を快諾してくれたGIGABYTEにお礼を言いたい。ありがとうございます。

GIGABYTEのMini-ITXマザー「GA-F2A88XN-WIFI」。実売価格は1万4000円前後

 同マザーボードは、AMDチップセット系では数少ないMini-ITXマザーでもある。インテル製無線LANモジュールを搭載、さらに外部アンテナもあるため、コンパクトにAPUでPCを組みたいときにオススメだ。

 また、Kaveri以降のAPUは映像補完技術のFluid Motionに対応しているため、アニメ視聴用PCにもいい。パンツやスカート、乳揺れなどのなめらかさも実によくなるので、動画再生マシンにAMDのAPUは最適である。

今回、SSDは油没させないので、検証机の上に転がっていたSamsung SSD 840にした熱源である電源も今回は油没させないので、編集部の電源置き場からひとつ拝借してきた
DDR3メモリーはCORSAIR製油は第1回の検証の結果、実験用としてはキャノーラ油で十分だと判明しているので、今回も同油を採用
用意した水槽はKOTOBUKI製「トリプルS」。容量は約15kg(15リットル)。実売価格は1200円前後水槽のサイズは315×185×245mmで、ちょうどmini-ITXを平置きできる大きさ
電源オンに必要なアイネックス「ATX用電源スイッチキット」も用意したマザーボード引き上げ用として釣り糸も
空冷状態でセッティングを開始

(→次ページヘ続く 「いよいよ油没開始!」)

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