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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」 第52回

『モンスト』躍進が目立つ! アプリシェア2015

収益性が高い日本スマホアプリ市場! DL数7位だが収益は2位

2015年11月20日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●ASCII.jp

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『そういえば、あの業界のシェアは結局どこが一番多いんだっけ……?』
そんな疑問を抱いたことがあるすべてのビジネスマンに捧ぐ連載。仕事でも利用できる業界ランキングや業界地図を私、高橋暁子が手っ取り早く紹介します。<連載目次>

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収益性が高い日本市場
ダウンロード数は7位だが、収益では2位

 皆さんは、どんなアプリを利用しているだろうか。スマホゲームなどで課金はしているだろうか。今回はゲームを含めた世界のアプリ売上やダウンロードランキングを見ていこう。

 そもそもiOSとAndroid、どちらの売上が大きいのだろうか。アップアニーによると、2014年時点で、GooglePlayはiOSに比べて60%ほどダウンロード数が多い。しかし収益では逆転し、iOSがAndroidを約70%上回っている。iOSのほうが収益性が高い傾向にあるのだ。

 さらに、2015年1月時点での国別ダウンロード数では、1位が米国、2位中国、3位ブラジルとなっており、日本は第7位。ただし中国はGooglePlayのデータがない状態で世界2位となっているため、実質世界一とみられる。

 2015年1月時点での国別アプリ収益を見ると、1位は米国、2位は日本、3位は中国となっている。1位の米国と2位の日本はほぼ同規模となっており、日本における収益性の高さが目立つ。

 なお、モバイル・コンテンツ・フォーラムによると、2014年のスマートフォンにおけるゲーム・ソーシャルゲーム等市場は8938億円で対前年比160%の伸びを示している。

2014年の世界トップパブリッシャーは?

 2015年3月、アップアニーブログで2014年の世界トップ52パブリッシャーが公開されている。iOSとAndroidのアプリの収益額ベースのランキングは以下の通り。

 「クラッシュ・オブ・クラン」のスーパーセル、「キャンディクラッシュ」のキング、「パズル&ドラゴンズ」のガンホー・オンライン・エンターテイメントがトップ3となった。

2014年の世界トップ52パブリッシャー
順位 パブリッシャー
1位 スーパーセル(フィンランド)
2位 キング(イギリス)
3位 ガンホー・オンライン・エンターテイメント(日本)
4位 LINE(日本)
5位 テンセント(中国)
6位 コロプラ(日本)
7位 エレクトリックアーツ(米国)
8位 mixi(日本)
9位 Machine Zone(米国)
10位 バンダイナムコ(日本)
12位 GREE(日本)
13位 セガサミーホールディングス(日本)
14位 スクウェアエニックス(日本)
17位 サイバーエージェント(日本)
19位 DeNA(日本)
22位 gumi(日本)
26位 Klab(日本)
30位 コナミ(日本)
35位 ソニー(日本)
38位 ネクソン(日本)
40位 アソビズム(日本)
43位 マーベラス(日本)

アップアニー調べ。


 2014年は前年に比べて東アジアのパブリッシャーが増加しており、トップ52のうち29が日本や韓国、中国などだった。米国のパブリッシャー数は2013年と同様15。2014年には初めてランクインしたパブリッシャーも多く、mixiはそのうち一番順位が高い8位と大躍進している。

(次ページでは、「現在の国内トップアプリは「モンスターストライク」」)

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