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高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」 ― 第49回

レンズ交換型は堅調なるも全体は落ち込み気味

日本メーカー圧倒的だが世帯普及率は微減~デジカメシェア早わかり

2015年10月06日 09時00分更新

文● 高橋暁子 編集●ASCII.jp

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『そういえば、あの業界のシェアは結局どこが一番多いんだっけ……?』
そんな疑問を抱いたことがあるすべてのビジネスマンに捧ぐ連載。仕事でも利用できる業界ランキングや業界地図を私、高橋暁子が手っ取り早く紹介します。<連載目次>

レンズ交換式では12年連続キヤノン首位

 皆さんはデジタルカメラを利用しているだろうか。スマートフォンの普及と内蔵カメラの質の向上により、デジカメの登場回数が減ったように感じるが、実際はどうなのだろうか。最新のデジタルカメラの出荷台数やメーカー別シェアを見ていこう。

 日本経済新聞が実施した世界シェア調査によると、デジタルカメラの世界市場においては日本メーカーが首位となっている。レンズ一体型デジタルカメラでは2014年時点で首位がキヤノン(25.6%)、続いてニコン(22.7%)。レンズ交換式デジタルカメラも、43.2%のキヤノンがトップ。次いで34.6%のニコンとなっている。

 なかでもキヤノンは、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラ及びミラーレスカメラ)の世界市場において、2003年から2014年まで12年連続で台数シェア世界1位を達成している。

 しかし近年、デジタルカメラ市場において、スマートフォンの普及によって暗雲が立ちこめている。内閣府の「平成27年3月実施調査結果:消費動向調査」によると、スマートフォンの世帯普及率は、2014年は前年の54.7%から60.6%に増加した。一方、デジタルカメラは2014年は75.2%と、前年の76.5%から微減している。

主要耐久消費財の普及状況(一般世帯)
品目 2013年度 2014年度
携帯電話 93.2 94.4
スマートフォン 54.7 60.6
スマートフォン以外 73.7 69.8
デジタルカメラ 76.5 75.2
ビデオカメラ 40.1 39.1
タブレット型端末 20.9 28.3
パソコン 78.7 78.0

内閣府調べ

デジカメの出荷台数は前年同期比86.7%

 CIPA(カメラ映像機器工業会)によると、2014年のデジタルカメラの総出荷台数は4343万4408台で、2011年の1億1552万4250台からわずか3年で約3分の1近くにまで減らしている。

 最新の2015年の状況を見ると、2015年1~7月におけるデジタルカメラ生産出荷実績は、前年同期比で出荷台数にして86.3%と減少傾向にある。ただし、出荷金額としては100.7%とほぼ変わらない状態だ。

デジタルカメラ生産出荷実績(2015年1~7月)
総出荷台数(前年同期比) 総出荷金額(前年同期比)
レンズ一体型 1273万4149台(80.0%) 1787億8425万4000円(93.0%)
レンズ交換(一眼レフ) 562万9887台(98.5%) 2616億8519万9000円(105.0%)
レンズ交換(ノンレフレックス) 181万9117台(103.0%) 767億1646万9000円(106.0%)
合計 2018万3153台(86.3%) 5171億8592万2000円(100.7%)

カメラ映像機器工業会調べ

 レンズ一体型デジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラ)は1273万4149台で、対前年同期比80.0%と大幅減となったが、レンズ交換式デジタルカメラは同99.6%でほぼ横ばい。

 レンズ交換式デジタルカメラのうち、一眼レフカメラは562万9887台で対前年同期比で98.5%と微減した。一方、ノンレフレックス(ミラーレスなど)は181万9117台で同103.0%と伸びており、一眼レフ、ノンレフレックス共に出荷金額も伸びている。

 コンデジはスマートフォンと競合して販売数を大きく減らした一方で、スマートフォン以上に画質の良い写真が撮れる一眼レフ、ミラーレスは堅調となっているのだ。

(次ページでは、「縮小するデジカメ市場」)

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