普段使いはファンレス動作!!
最新ゲームも快適に遊べるGIGABYTEのGeForce GTX 960
定番のFFベンチは、最高の描画設定でも
“非常に快適”の判定
最後は中量級ゲームとなる「ファイナルファンタジー XIV: 新生エオルゼア」だ。新ベンチマークの噂がチラホラ出ているが、今回はおなじみの“キャラクター編”を使用。フレームレートは「Fraps」ではなく、ベンチマークに備わっている“レポート出力”での数値になっている。
スコアーは、“非常に快適”となる7000スコアーを軽くオーバー。平均fpsも86.8fpsと“最高”の描画設定で快適に楽しめるフレームレートになっている。
オーバークロック時も
消費電力は大きく変わらない
「GeForce GTX 960」のワットパフォーマンスが良好なのは、周知の事実だが、念のためオーバークロック時も含めてまとめておこう。
結果は文句なしで、「3DMark」の「Fire Strike」実行時でも193.Wと、ミドルGPUとしては低消費電力と言える200Wアンダーを実現している。
さらにクロックと電圧をアップしたオーバークロック時も、定格動作時から大きく消費電力は変わっていない点も注目。消費電力の増加を気にせず、気軽にオーバークロックを試すことができるだろう。
Mac Pro(Mid 2012)でも動作を確認
自作PC以外でも、ビデオカードはお手軽なマシンパワーアップの手段として有効だ。そこで、Mac Pro(Mid 2012)で使えるか試してみた。
「GV-N960WF2OC-2GD-GA」を、Mac Pro(Mid 2012)に換装してみたところ、すんなりOSが起動した。CINEBENCH R15(スコアーは47.36fps)も問題なく完走。さらにGPU温度が一定温度に達しないとファンが回転しない準ファンレス動作も確認できた。
「GeForce GTX 960」は、Macで正式にサポートされているGPUではないので換装は自己責任となるが、筆者が使用する限りとくにトラブルは発生しなかった。
以前、他社製の「GeForce GTX 960」搭載ビデオカードに換装してみたところ、メーカー独自技術の準ファンレス仕様のためか、Mac Proでは動作しなかった経験がある。「GV-N960WF2OC-2GD-GA」は、NVIDIAの技術を採用した準ファンレス仕様なので、Mac Proでも動作するようだ。
ただし、Yosemite 10.10.2標準のNVIDIAドライバーは「GeForce GTX 960」に対応していない。Mac Proで動作させるためには、NVIDIAが提供しているYosemite 10.10.2対応ドライバーの「QUADRO&GEFORCE MAC OS X DRIVER RELEASE 346.01.01」を事前にインストールする必要がある。
「GV-N960WF2OC-2GD-GA」は
静粛性もゲーミング性能もOCもオッケー
GIGABYTEオリジナルのGPUクーラーに支えられた2D作業時の静粛性や6ピン×2基、6フェーズの電源回路による安定したオーバークロック動作、そして最新の注目ゲームを快適にプレイできる3D性能を備える「GV-N960WF2OC-2GD-GA」は、豊富な「GeForce GTX 960」搭載ビデオカードのなかでも、オススメな一品と言える。
魅力的な機能や性能に加えて、GIGABYTE製品はAmazonが在庫を持っていることが多いところもグッド。Amazonならではの迅速な発送に、秋葉原のPCパーツショップと同価格帯またはより安価なことが多いと、Amazonでの購入は良いこと尽くめだったりする。
実際「GV-N960WF2OC-2GD-GA」も最安クラスで販売されているので、秋葉原になかなか行けない人や近くにPCパーツショップがない人は、一度チェックしてみることを強くオススメする。